メニューを開く MENU

ほっと整体整骨院トップページ > ブログ&お役立ち情報 > 【完全解説】更年期障害の症状・原因・改善法|専門家が教える正しい対処法とは?

【完全解説】更年期障害の症状・原因・改善法|専門家が教える正しい対処法とは?

2025.04.14

 


【医学的徹底解説】更年期障害の病態・原因・神経内分泌メカニズムと治療アプローチ|堺市堺区・ほっと整体整骨院

🔷 1. 更年期とは何か?定義と背景

更年期(climacteric period)とは、女性における生殖可能年齢の終了期にあたる閉経(menopause)を挟む前後約10年間を指します。世界保健機関(WHO)によれば、更年期障害(menopausal syndrome)は、「更年期に起こるエストロゲンの低下に起因する身体的・精神的症状の総称」と定義されています。

  • 平均閉経年齢:日本人女性は約50.5歳
  • 更年期の期間:45歳~55歳(前後あり)

🔶 2. 発症機序|ホルモン変動と自律神経の関係

🔬 2.1 下垂体-卵巣軸(HPO axis)の変調

閉経前後において、卵巣の機能低下によりエストロゲン(E2)の分泌が急減します。これに対し、視床下部・下垂体はフィードバック応答としてGnRH・FSH・LHの分泌を亢進。しかし、卵巣の応答性が喪失しているため、ホルモンバランスが著しく乱れます。

  • ⬇️ Estradiol(エストラジオール)
  • ⬆️ FSH(卵胞刺激ホルモン)
  • ⬆️ LH(黄体形成ホルモン)

🔬 2.2 自律神経系のアンバランス

視床下部はホルモン分泌と自律神経調整の中枢であり、エストロゲン低下に伴い以下の症状が誘発されます。

  • Thermoregulatory dysfunction(体温調節異常)→ ホットフラッシュ
  • Sympathetic dominance(交感神経優位)→ 動悸・不安感
  • Sleep-wake cycle disorder(概日リズム障害)→ 不眠・中途覚醒

🔶 3. 症状分類と頻度(疫学データ)

日本産科婦人科学会や厚労省の調査に基づくと、40代後半〜50代前半女性の約80%が何らかの更年期症状を経験しています。

症状分類 主な症状 発現頻度
血管運動神経系 ホットフラッシュ・発汗・動悸 約50〜70%
精神神経系 不安・抑うつ・不眠・集中力低下 約40〜60%
筋骨格系 肩こり・腰痛・関節痛 約40%
泌尿生殖器系 尿漏れ・性交痛・膣乾燥 約20〜30%

🔶 4. 更年期障害と社会・心理的要因の関係

📚 4.1 ストレスと心理社会的変化

更年期はホルモン変化に加え、以下のような社会的転機とも重なりやすいです:

  • 子育ての終了・空の巣症候群(empty nest syndrome)
  • 介護・両親の死去
  • 職場での役割変化や退職
  • 自己存在意義・老化への葛藤

これにより心理的ストレスホルモン(コルチゾール)の上昇が自律神経に影響し、症状の悪化に拍車をかけます


🔶 5. 西洋医学的治療と課題点

💊 ホルモン補充療法(HRT)

  • 使用薬剤:エストロゲン製剤(経皮パッチ、経口)、黄体ホルモン併用
  • 適応:中等度〜重度の血管運動症状
  • リスク:乳がん・子宮内膜症・静脈血栓塞栓症(VTE)リスクの増加

💊 非ホルモン療法

  • 抗うつ薬(SSRI/SNRI)
  • 睡眠薬・抗不安薬
  • 漢方薬(加味逍遙散、当帰芍薬散など)

❗問題点

  • 長期使用における副作用
  • 症状の根本原因(体質・生活)へのアプローチが不十分

🔶 6. 東洋医学的アプローチ:鍼灸・整体の科学的根拠

🧠 6.1 鍼灸療法の効果(RCT研究あり)

  • 鍼刺激は視床下部–下垂体–副腎軸(HPA axis)を介してβ-エンドルフィンを増加させ、ストレス緩和と自律神経調整に効果あり。
  • 2022年のランダム化比較試験(RCT)では、鍼灸がホットフラッシュ頻度と不眠スコアを有意に改善(JAMA誌)

💡 6.2 整体・姿勢矯正の臨床的意義

  • 頸部・胸椎・骨盤の歪みは交感神経系の過活動を助長
  • 姿勢調整により迷走神経(副交感神経)活性を高め、HPA軸の緩和へ

🔶 7. 当院の統合的治療方針(堺市堺区・ほっと整体整骨院)

✅ 初回カウンセリングと自律神経測定

  • 自律神経バランス計測機器で交感・副交感神経のバランスを数値化
  • 姿勢分析による構造的評価

✅ 施術プラン

アプローチ 内容 目的
鍼灸 全身調整+症状別経穴 ホットフラッシュ・不眠・自律神経調整
骨格矯正 骨盤・胸椎・頸椎の調整 姿勢改善と内臓神経機能の回復
内臓アプローチ 腹部の筋膜調整 ホルモン調整・内臓血流促進

🔶 8. まとめ|更年期は第二の思春期。科学的理解と心身ケアで乗り越える

更年期障害は、ホルモン変化という生理的現象に、心理・社会的ストレスや生活習慣が重なることにより発症します。単なる加齢の問題ではなく、神経内分泌・心理社会的・姿勢バランスの複合的な要因を正しく理解し、統合的にアプローチすることが鍵です。

「もう年だから仕方ない」ではなく、体質と神経を整えることで、QOL(生活の質)は大きく改善可能です。

更年期障害が治らない理由と改善への道


ご予約はコチラからおすすみ下さい

Instagramでも情報発信しております

ほっと整体整骨院の情報はこちらから

Googleマップ活用の方はこちら

この記事のタグ

営業時間外もLINEでご予約いただけます

まずはお気軽にご相談ください

0722454155

営業時間外もLINEでご予約いただけます

住所
〒590-0834
大阪府堺市堺区 出島町2-5-5 アーバン湊 1F
診療時間
月・火・水・金
9:00~12:00, 14:00~19:00
土 9:00~14:00
(祝日は通常営業)
定休日
木・日
アクセス
南海本線湊駅から徒歩1分

0722454155

営業時間外もLINEでご予約いただけます

pagetop