🌸春に起こりやすい不調とは?
― 東洋医学・陰陽五行から読み解く「春の体」―
春は「始まり」の季節。
気温が上がり、草木が芽吹き、私たちの身体も外へ外へとエネルギーが向かいます。
しかし実際の現場では、
- 花粉症がひどくなる
- めまい・ふらつき
- イライラしやすい
- 頭痛が増える
- 不眠
- 肩こり・首こり
- ぎっくり腰
こうした症状が急増します。
なぜ春は不調が出やすいのか?
それを理解するカギが 陰陽五行の「春=木」 という考え方です。

🌿春は「木」の季節
🌳 五行で見る春
五行では季節をこう分類します。
- 春=木
- 夏=火
- 長夏=土
- 秋=金
- 冬=水
春は「木」。
木の特徴は何でしょうか?
✔上へ伸びる
✔外へ広がる
✔成長する
✔動き出す
つまり春は
“エネルギーが上昇し、外に発散する季節” です。
そして五行で「木」に属する臓は
👉 肝(かん)
🧠 春と「肝」の関係
東洋医学でいう「肝」は、
単なる肝臓のことではありません。
🌿 肝の主な働き
- 気(エネルギー)の流れをコントロール
- 自律神経の調整
- 血の貯蔵
- 筋肉・腱のコントロール
- 感情の安定
春はこの「肝」が活発になる季節です。
しかし――
✔冬の間に溜め込んだ疲労
✔ストレス
✔運動不足
✔寒さによる血流低下
これらがあると、肝の働きが乱れます。
その結果、春特有の不調が出ます。
🌸 春に起こりやすい症状
① 🌪 イライラ・情緒不安定
肝は「怒」と関係します。
春は気が上に昇りやすいため、
- 怒りっぽい
- 些細なことでイライラ
- 子どもに強く当たってしまう
- 焦りやすい
これは「肝気上逆(かんきじょうぎゃく)」の状態。
気が上に昇りすぎています。
② 🤧 花粉症・鼻炎
春は「風」の邪気が強い季節。
東洋医学では
風邪(ふうじゃ)は「上半身」に症状を出します。
- 鼻水
- くしゃみ
- 目のかゆみ
- 頭痛
さらに肝の乱れは
アレルギー反応を悪化させます。
③ 💥 頭痛・めまい
肝は「陽気を上に昇らせる」性質があります。
その陽気が強くなりすぎると、
- こめかみの頭痛
- ズキズキする片頭痛
- 立ちくらみ
- ふわふわする感じ
これを「肝陽上亢」と言います。
④ 💪 筋肉のトラブル
肝は「筋」を支配します。
春は
- ぎっくり腰
- 首の寝違え
- こむら返り
- 腱鞘炎
が急増します。
これは肝血不足や気滞が原因。
⑤ 🌙 不眠・眠りが浅い
肝の働きが乱れると
自律神経が不安定になります。
✔寝つきが悪い
✔途中で目が覚める
✔夢が多い
春は睡眠トラブルが非常に多い季節です。
🌞 なぜ春は自律神経が乱れるのか?
春は
- 寒暖差が激しい
- 気圧変動が大きい
- 環境変化が多い(入学・転職)
これらが重なります。
東洋医学的には
👉 「気が外へ動く」
👉 「陽が強まる」
つまり体が興奮モードになりやすい。
リラックス(陰)が追いつかないと
バランスが崩れます。
⚠ 春に気を付けるべきこと
ここが一番大事です。
① 🌬 気を滞らせない
肝は「流れ」が命。
✔軽い運動
✔散歩
✔ストレッチ
✔深呼吸
止めないことが重要。
② 🌙 夜更かしは絶対NG
春は陽が強まります。
夜更かしすると
さらに陽が亢進。
結果、
- 頭痛
- イライラ
- 不眠
が悪化します。
③ 🍺 アルコールの摂りすぎ注意
肝=アルコール代謝。
春は肝が疲れやすい。
飲みすぎると
✔花粉症悪化
✔頭痛
✔肩こり
につながります。
④ 🍀 食養生
春は
✔酸味(少量)
✔緑の野菜
✔旬の山菜
がおすすめ。
逆に
✖脂っこいもの
✖甘いもの
✖暴飲暴食
は気滞を作ります。
🌿 春のセルフケア
🌸 入浴
38〜40℃で15分。
肝の緊張をゆるめ
自律神経を整えます。
🌸 ツボ
- 太衝(足の甲)
- 合谷(手)
- 百会(頭頂部)
軽く押すだけでもOK。
🌸 鍼灸の役割
鍼灸は
✔気の流れを整える
✔肝の高ぶりを抑える
✔自律神経を安定させる
春の不調に非常に相性が良い。
花粉症・頭痛・イライラは
体質改善が鍵です。
🌈 春は「整える季節」
春は悪い季節ではありません。
むしろ
🌱デトックス
🌱リスタート
🌱変化
のチャンス。
ただし
✔無理をしない
✔休息を取る
✔発散する
これができないと
不調が出ます。
🌿 まとめ
春は五行で「木」。
木は伸びる、広がる、動く。
だからこそ
- 気の巡り
- 自律神経
- 筋肉
- 情緒
が乱れやすい。
春を制する者は一年を制する。
今のケアが
夏・秋・冬の体調を左右します。


















