肩甲骨ってなに?
肩甲骨(けんこうこつ)は、背中の上のほうにある三角形の骨で、左右にひとつずつあります。
この骨、実は背中にベタッとくっついているわけじゃなくて、筋肉に支えられて“浮いている”状態なんです。だから、とても動きやすい反面、不安定になりやすい骨でもあるんですね。 
肩甲骨のいろんな動きとその役割
肩甲骨は、鎖骨(さこつ)を通して体とつながっていて、あとはまわりの筋肉が支えています。
そのおかげで、いろんな方向に動かせます。
たとえば…
- 挙上(きょじょう):肩をすくめるように上げる動き
- 下制(かせい):上げた肩を下ろす動き
- 内転(ないてん):胸を張るように肩甲骨を背骨に近づける
- 外転(がいてん):パンチするみたいに肩甲骨が前に出る動き
- 上方回旋(じょうほうかいせん):「バンザイ」のように腕を上に上げる動き
- 下方回旋(かほうかいせん):背中をかこうとして手を背中に回すような動き
実は、これらの動きは腕の動きと肩甲骨の連携プレーで成り立っています。
だから、肩甲骨の動きが悪くなると、**「腕が上がりづらい」「背中がかけない」**など、ちょっとした動作が難しくなってしまいます。
肩甲上腕リズムって?
腕を上にあげるときは、肩の骨(上腕骨)と肩甲骨がセットで動くんです。
この動きのバランスを「肩甲上腕リズム」っていいます。
よく言われるのが「上腕骨:肩甲骨=2:1」の割合。
でも、実際は角度によって微妙に違うんです。
- 0~90度くらいまでは 約2.7:1
- 90~150度では 約1.6:1
- 150~170度では 約1.4:1
つまり、最初は腕の骨(上腕骨)がメインで動いて、角度が上がるほど肩甲骨の役割が増えてくる、ってことなんですね。
ゼロポジションとは?
スポーツ経験のある人なら聞いたことあるかも。「ゼロポジション」という言葉。
これは、**肩に一番負担がかかりにくい“理想の位置”**のことです。
たとえば、**野球のピッチャーが腕を上げたときの「ガッツポーズ」みたいな角度(約140度)**がそれにあたります。
なぜここがいいのかというと…
- 肩甲骨の出っ張り(肩甲棘)と腕の骨の動きがピッタリ合う角度だから
- 肩にあるインナーマッスル(回旋筋群)に余計なねじれストレスがかからないから
この位置だと、肩の筋肉がバランスよく働いて、ケガの予防にもなるんです。
スキャプラプレーンって?
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、「スキャプラ=肩甲骨」「プレーン=面」で、肩甲骨のある角度の面のことです。
肩甲骨って、背中にありますけど、少し前に30度くらい傾いてるんです。
この角度に合わせて動かすのが「スキャプラプレーン上での動き」。
この動きのいいところは、
- 関節や筋肉に負担が少ない
- 自然な形で腕がスムーズに動く
という点です。
たとえば野球の投球動作!
実は僕(私)も小・中・高と野球をやってました⚾
ピッチングのとき、このスキャプラプレーン上で腕を動かすのが理想です。
でも、腕だけ後ろに引いて肩甲骨を使わないと、
- 肩をすくめてしまったり(代償運動)
- 肩の前の筋肉に負担がかかって痛めたり
してしまいます。
だから、肩甲骨をしっかり引き寄せながら動かすと、自然な角度になって、肩を痛めにくくなるんですね!
まとめ:肩甲骨は肩を守る「裏方スター」
肩甲骨は、普段あまり意識されないけど、肩や腕の動きをサポートする超大事な存在です。
動きが悪くなると、腕が上がらなかったり、肩こりや痛みの原因にもなります。
運動するときや日常動作でも、肩甲骨を意識して動かす習慣がとても大切です!


















