腰痛のメカニズム
腰痛といっても原因はさまざまです。
脊椎(背骨)が原因で起こることもあれば、筋肉や神経、内臓、さらには、感染症やストレスが原因という場合もあります。
脊椎(背骨)が原因で起こる腰痛のメカニズムについて少し説明します。
脊椎を構成する椎骨の間には、椎間板という柔らかい組織があり、椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしています。赤ちゃんの頃は水分が約80%以上含まれ、十分な弾力を保っていますが、20歳を過ぎたあたりから水分は徐々に減り、弾力が失われていきます。弾力が失われると椎間板は傷みやすい状態になり、重い荷物を持ち上げるなど無理な動作をして、椎間板に傷がつき腰に痛みが発生します。また、椎間板に傷がつくことで、椎骨同士がぶつかり腰痛が起こることもあります。若い頃の感覚で腰に負担のかかる動きをすると、急に痛みを感じることがありますので注意しましょう。
腰痛の予防
➀正しい姿勢を保持、無理な体勢での動作を避ける
腰を曲げたままで重い荷物を持つといった、無理な体勢での動作は避けるようにしましょう。
また、同じ姿勢を長時間続けないことも腰痛予防としては大切です。重い荷物を持ち上げる場合は、腰に負荷がかからないよう、膝を曲げた姿勢で、足の力を意識して持ち上げることをオススメします。
➁足首の柔軟性を出す
足首が柔らかくなると、下半身を上手く使えるようになるので腰にかかる力が分散し、腰への負担が減ります。
足首の柔軟性を高めるストレッチを普段の生活に取り入れることもおすすめです。
➂普段からメンテナンスを行う
普段の生活の中で腰に負担を掛けずに生活している方はいません。かといって痛くならないと病院や整骨院へ行くことはあまりないでしょう。しかし、普段から自分の身体のメンテナンスをしている人としていない人では明らかな差があります。『このくらいだったら大丈夫』は大丈夫ではないですよ!!