痛みの原因の「歪み」を 脊柱骨盤矯正で正しい良い姿勢に!!
しかし!治療させてもらって気づいた事は
多くの方が「自分は歪んでいない」と思っている事です。自分の歪みを自覚していないんです。
僕にもみなさんにも共通しているのは「今、立っている地面は水平で平行」なはずなんですが、人は地面に対して、二本足で垂直に立っている動物なのです。
その垂直に立っているはずの僕たちが、斜めに歪んで立っていた場合、身体への負担が偏ったモノになっても不思議ではないですよね?
本来二本足で立っているのですから負担は少なくとも2分割されているハズなのですが、これが片方にしか掛からない状態があるとすれば、支える筋肉や関節が負担がかかる事は間違いありません。
これは人間の本能なのでしょうか…
生まれた時から頑張って寝返り→ハイハイ→つかまり立ち→捕まり歩行→独立立位→独立歩行と、一生懸命に筋力を駆使して発達をして来たのにある時を境に「なるべく筋力や体力を使わないで」身体を保持しようとする省エネ化しだしてしまッタンです。
なので二本足で同じ荷重を受け、仁王立ちして体重を受け止め、体幹を使って身体を支える良い姿勢を続けると全身の筋肉を使うので、筋肉や関節への負担は軽減されるのですが、筋力や筋持久力は消費されます。
この時の体力を消費しないように、なるべく全身の力を必要とせずに支えられる「偏った姿勢」になろうとするのが本能なんです。
なので、ただ立っているだけでも体重を右へ乗せて、疲れたら左へ乗せて、支えるのがしんどくなって来たら壁にもたれて、背中を曲げて座ってを繰り返してしまった結果…
身体の中心である背骨と骨盤にひっついている沢山の筋肉の硬さに違いが生まれて身体が歪んでくるのです。
と言った工程で歪んだ身体が作られるのです!
では、どうすれば偏った悪姿勢から良い姿勢になるのでしょうか?
まずは使い方が偏った筋肉を均等に使うことが基準になってくるのですが、均等に使えているかどうかのチェックが必要です。
肩幅に足を開いて立って頂き、両手を伸ばしてバンザイします。
その時に同じ高さに手が来ていることを確認した上で、そのまま両手の高さをキープしながらスクワットをします。
肩が痛くて上がらない方は、上がらない方の肩の高さに合わせてみてください。
スクワットしようとしゃがんだ時に両手の高さが違ったり傾いたりすると筋力が偏った状態で、背骨や骨盤が歪み偏っている可能性が高いです。
痛みがなくても放っておくと、筋肉のコリにつながったり、関節に負担をかけてしまい変形につながったりする恐れがあります。
痛みが起こって初めて気づくケースが多いのですが、痛みが起こってからでは我慢していた(疲労が蓄積していた)時間が長いのでその分治りが遅くなります。
なので、スクワットのバランスが悪い方は
一度姿勢の写真を撮りに来て、ご自身の姿勢を知る事も良いキッカケかもしれません!
「歪んでるのはわかった!けど、今までこの姿勢で生きてきたから、別に大丈夫ちゃうの?」
と思っていませんか?
確かに歪みは人それぞれ違い、歪んでいるからってそれが普通なので危機感を感じていなかったりするんです。
姿勢が歪んだ身体が及ぼす影響は、肩のコリや腰の痛みだけに留まらず、内臓の働きを妨げることもあるのです。
私たちの身体は生体活動を行なっている臓器が身体の中に所狭しと詰まっています。この臓器を守るために肋骨があります。
そして下からお茶碗のように受け皿になっている部分が骨盤です。
お茶碗(骨盤)に盛ったご飯(内臓)にフタ(肋骨)をするイメージを持つとわかりやすいかも知れませんね!
骨盤も肋骨も周りの筋肉で支えているのですが、体重分の重力が上から下へかかっているので、筋肉が硬くなり体重を支る力が弱くなると、フタ(肋骨)がお茶碗(骨盤)を押さえつける形になるので、中のご飯(内臓)が圧縮される状態になります。
圧迫されるのが、本物のご飯なのであれば、ただのおにぎりになるだけなのですが、実際には内臓が詰まっているので、内臓が圧迫されます。
内臓の中でも大部分の面積を占める腸(大腸・小腸)は筋肉の活動により老廃物を押し出しているのですが、圧迫される事により働きが鈍るので老廃物を排出しにくくなるので便秘になりやすくなり、体内に毒素が貯まります。
それだけでなく、宿便が溜まることにより腸からの栄養吸収が、さらに支えきれず前屈みになる事で肺を萎縮させてしまい、大きく深呼吸ができない状態になり、酸素を沢山取り込めないので脳が酸欠になります。
血中の酸素濃度も低くなるので、ケガの治りも悪くなります。
・身体に酸素入って来ない!
・栄養吸収できない!
・老廃物外へ出せない!
そんな習慣が続いていくと、
身体はどうなるかは、想像つきますよね?
歪みを放っておくと、実は身体の中から異変が出てく可能性が大なので要注意です。