私たち整骨院での免許とは、
柔道整復師、鍼師、灸師がメインで、
あん摩マッサージ指圧師の免許を持ってる先生もおられます。
これらの免許は専門の大学や専門学校で3年~4年の授業や実技を受け、卒業後に国家試験を受ける権利を得ます。
授業の内容としては、柔道整復師、鍼師、灸師共に解剖学、生理学や運動学といった体の基礎となる部分の授業を、また、専門的な分野では柔道整復師は柔道整復学といった骨折や脱臼の固定法、整復法の勉強を行い、鍼師、灸師では、東洋医学についての東洋医学概論や経穴(ツボ)の授業があります。
骨折でもどこの骨折かで整復法も固定法も変わります、それを見極める検査法も重要となってきますね。
鍼師、灸師では皆さんも知っているツボを全部覚えます、体中にあり数は300以上あります。ただ単にツボの名前を覚えるだけならまだ簡単なんですが、ツボの取穴部位(そのツボがどこにあるのか)を覚えないといけません。
例えば、合谷と言うツボがあります。この合谷の取穴部位は、【手背の第2中手骨中間の橈側に取る。】とありますが意味が分かりませんよね、、、画像で説明すると、
手の甲の親指の骨と人差し指の骨が交わるところで、それの人差し指の橈側にあるのですが、こういった取穴部位をツボ全部を覚えないといけないので大変ですね。
もちろん、実技も行います。
柔道整復師なら授業で習った骨折や脱臼の整復法や包帯での固定法、また柔道整復師なので柔道の実技もあり、様々な型を習います。
鍼師、灸師の実技はというと、鍼を刺したりします。
学生なのに無免許なのに鍼を刺しても大丈夫なのか不安ですよね??
実は、学校の指定された教室では監督教員の元なら許可されているのです!これで実際に鍼を刺したり刺されたり授業で習った治療法を行ったりします。
こういった授業や実技を終え、卒業試験を受け、合格した者が国家試験を受ける権利をもらえるのです。
ところが、整体やカイロプラクティックにはそういった国家試験はありません。
民間のセミナーなどに参加し、ある程度の実習時間や期間の講習や実技を終えると終了証や認定証といったものをもらえるそうですね。
整骨院で働かれており、整体やカイロプラクティックのセミナーに参加されている先生方がほとんどだと思いますが、セミナーの参加資格は誰でも参加できます。
通信教材などでも整体やカイロプラクティックがあるのですから誰でも習う事ができますね。
決してそれが悪い事ではありません。
必死になり勉強し整体やカイロプラクティックを勉強し、仕事にしようとしている事はとても素晴らしい事です。
ただ、知ってて頂きたいのは国家試験がなく誰でも出来る事です。