下半身の血流が滞るようになると上半身だけに熱がこもり、足が冷たいのに顔がほてる“冷えのぼせ”の状態になります。
この症状を解消するためには全身の血行を改善する必要があり、全身に血液を送り出す心臓は負担が非常に大きくなります。そこで活躍するのが、筋肉です。
筋肉には、血液をポンプのように送り出す働きがあり、筋肉が増えると体のすみずみまで血液が行き渡るようになり、体は温まり易くなります。体温が1度上がれば、基礎代謝も約12%上がり、ダイエットも効果的になります。
体温を上げる5つの習慣
➀週に3回、筋トレをしましょう!
筋肉を効率よくつけるには、下半身を鍛えることが1番です!筋肉の約70%は下半身に集中しており、太ももやふくらはぎ、お尻などを意識して鍛えれば、体全体の筋肉量が大幅に増え、基礎代謝もアップします!筋トレが苦手という方も、習慣にしましょう!
➁歩く時はきびきび歩きましょう!
運動不足により体が冷え、カロリーを燃焼できず栄養過多になってしまうと生活習慣病になります。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を、毎日の習慣にしましょう。気軽に始めるにはウォーキングです。通勤時に一つ前の駅で降りて、呼吸を意識しながらきびきび歩けば、立派な運動になります。一日15分以上を目標に始めましょう!
➂発熱食材を摂りましょう!
食べ物は体を冷やす「陰性」と温める「陽性」に分けられます。陽性の食品を積極的に取り入れましょう。陰性食品は暑い土地の原産で、夏が旬です。色が薄く、水分を多く含む傾向にあります。逆に陽性食品は寒い土地の原産で、冬が旬です。濃い色で水分が少なく塩気が強い性質があります。迷った時は、原産地で判断してみてくださいね。
陽性食品:ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、 鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆、みそ、しょうゆ、シナモンなど
➃シャワーじゃなく、湯船に浸かりましょう!
体温を上げる最も簡単な方法は湯船につかることです!汗がじわっと出れば、体温は約1度上昇します。湯船につかれば下半身に水圧がかかり、静脈血やリンパ液が押し上げられ、むくみが改善され、心臓に戻ってくる血液の量が増え、全身の血行がよくなります。内臓の働きも活発になり、代謝もアップします!ぬるめのお湯での半身浴は、さらに冷えてしまうこともあります。じんわり汗をかくぐらいの熱さの温度で、気持ちいいと感じられる程度の長さでつかる事をおすすめします。
➄腹巻をしましょう!
お腹には大切な臓器がたくさん集まっています。そのお腹を守ってくれるのが、腹巻きです!お腹を温めると臓器の働きもよくなり、全身に温かい血液を送ることができます。体感温度が1度上がるというデータもあります。日中も寝る時も、季節を問わず身につける習慣をつけましょう!
これらの習慣を身につけ、体温を上げていきましょう!