筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こしてもとに戻らない状況を「つる」と言います。
要因の一つに「電解質異常」というものがあります。電解質とは、主にカルシウム、ナトリウム、カリウムなど血液中にあるミネラルのことです。ミネラルは筋肉や神経の動きを調節していますがそのバランスが崩れると、筋肉の異常興奮(痙攣)が起こると言われています。
筋肉の働きには色んなミネラルが関係しています。一つ例にあげるとカルシウムの働きがあります。カルシウムは筋肉を収縮する際に関わってきます。加齢や疲労、栄養不足でミネラルのバランスが乱れると、筋肉の伸び縮みが制御できなくなって痙攣をおこすこともあります。
そして、発汗や脱水症状などでもミネラルバランスが乱れてしまいます。夏はもちろん、冬の室内でも気づかないうちに汗はかいています。睡眠中でもコップ1~2杯分の汗をかいています。また、高齢者の方に多いのは、治療で尿薬を使っていたり、消化不足で下痢が続くと脱水状態になることもあります。中高年は、汗や尿と一緒にミネラルが排出されやすいので、気づかないうちにミネラルバランスを乱している場合が多いです。
筋肉を使うと、ミネラルが急速に消費され、そのまま使い続けるとやがて筋肉疲労を起こし「つる」可能性が高くなります。
ミネラルバランスだけが原因とは言えませんが、運動をしてよくつる場合はスポーツドリンクなどでミネラルを補給することが1つの予防に繋がります。
運動している方でも運動していない方にも起こるのが睡眠中に足がつるという症状です。加齢に伴う足の筋肉量の減少や動脈硬化による血行不良などがあります。
足の筋肉が伸縮することでポンプの役割を果たし血液を循環させています。定期的な運動をしていなかったら筋肉量は低下していきます。すると、下半身の血液の流れが低下してミネラルやビタミンなどの栄養分の補給もできなくなってきます。
中高年になると、加齢や高血圧、高血糖などが原因で動脈硬化を起こしている場合もあります。動脈硬化がみられると
血流量が低下し、悪くなると閉塞性動脈硬化症をおこすこともあって、この病気も足がつる原因の一つです。
対処法としてはつってるところの筋肉をゆっくりストレッチします。急激にすると肉ばなれを起こしてしまう危険性があります。なので必ずゆっくり行ってください。あとはつった場所を温めましょう。
予防としてはミネラル・水分をしっかりとること、日頃からの適度な運動、足腰を冷やさないなどがあります。
食生活でミネラルやビタミンをしっかり補給しましょう。マグネシウム(アーモンド・ひじき)カルシウム(牛乳・切り干し大根)ビタミンB1(卵・豚肉)ビタミンE(ナッツ類・抹茶)などで補給ができます!
そして運動中もしっかり水分補給をしましょう。ミネラルを含むスポーツドリンクが最適です!