肩こりは肩甲骨から??
肩甲骨の間にある筋肉がうまく使えていないと、体幹の動きが制限されてしまい肩こりや猫背の原因になります。
肩こり、猫背を治す為には、肩甲骨を脊柱(真ん中)方向に引き寄せられるように、肩甲骨まわりの筋肉の筋緊張を解消する事が必要です。
肩や背中をマッサージなどで揉んでもらっても、コリがその時だけしか解消しない人は多いはずです。
肩こりの根本的な原因は、肩甲骨が外側に開いたままになると動きが悪くなり、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなってしまいます。肩甲骨を背骨に引き寄せる働きを持つのが深部にある菱形筋という筋肉で、この筋肉が上手く働かないと表層にある僧帽筋が代わりに働くことで負担がかかり肩こりになってしまいます。
深部にある菱形筋が上手く機能しなかったら肩甲骨が左右に開き肩が前方に出てしまい背中が丸くなり猫背になります。また、姿勢も悪くなりやすく体幹が上手く使えなくなり他の筋肉の負担が大きくなってしまう為に身体が疲れやすくなることもあります。
肩甲骨と呼吸
ヒトは意識的、無意識のうちに呼吸を行っていますが、この「呼吸」と「肩甲骨」と関係があるのはご存知でしょうか??
肩甲骨は自身の肉眼では確認する事が難しく見ることができないため意識しにくくなっています。
肩甲骨の動きが悪くなると肺を覆っている肋骨の動きが制限されてしまい肺の活動量が制限されてしまいます。
肺は空気中の酸素を取り込み細胞を活性化させることでヒトが生きる事ができますが、この機能が低下すると動くことが満足に出来なくなってしまいます。