以前までは若い新入社員や新社会人に多かった五月病。現在、転勤や転職、部署移動など新しい環境に変わる中高年の人にも増加しているといわれています。五月病は医学的な病名ではありません。五月の連休後に憂鬱になったり、なんとなく体調が悪い、会社に行きたくないなど軽いうつ的な気分に見舞われる症状をまとめて五月病と言います。
主な原因はストレスや疲労と言われています。
症状としては、疲れやすい、頭痛がする、眠れない、以前のように仕事や家事をこなせないなどといった身体的なものや、やる気が起きない、気分が落ち込む、何も興味がわかない、不安や焦りがひどくなるなど、精神的なものがあります。
こういった症状が続きほっておいたり我慢をするとうつ病になる危険性が高まります。早めに心療内科などに受診するが大切です。
適応障害→気分がすぐれなかったり、体調不良、うつ症状があります。
うつ病→憂鬱になったりやる気が起きない、疲れていても眠れない、思考力が落ちたりします。
パーソナリティー障害→認知、感情、衝動コントロール、対人関係など広い範領域に障害が起きます。
発達障害→対人関係やコミュニケーションの障害や興味や行動の偏りがみられます。
パニック障害→動機やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震え、発作を突然起こします。
不眠症→寝つきが悪い、途中で起きて眠れなくなる、熟睡できない、朝早くに目が覚めてしまうなど。
・就職、移動、転勤、転職した
・職場の雰囲気や人間関係などの変化
・新たな責任やプロジェクトを任された
・生活リズムが乱れていた
・繁忙期で長時間残業を行っていた
~うつ病に発展しやすい人の特徴~
・几帳面で真面目
・責任感があり、全部を一人で抱え込んでしまう
・おとなしい
・完璧主義
①趣味を続けよう
料理や釣り、プラモデル、絵、読書など趣味や好きなことをしましょう。すると、脳内の『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンの分泌が活性化されストレスが緩和されます!
②運動をする
身体を動かすことで緊張がほぐれたり、心身をリラックスできます。
③リズムを整える
休日も決まった時間に起床し、生活リズムを崩さないようにしましょう。睡眠の質を高めるために、深夜まで仕事や就寝前にパソコンや携帯などに触れることは避けましょう。
④悩みを打ち明ける
周りに同じようなストレスを抱えている人もいると思います。その人たちと悩みを共有しましょう。話せる相手がいない場合は文章に書きだしましょう。
~食事のポイント~
セロトニンを生成する栄養素を含む食品の摂取をオススメします。バナナや乳製品、大豆製品、さつまいも、いわし、白米(雑穀入り)などがオススメです!甘い物やカフェインは避けましょう。