女性の下半身太りが多い理由として次の事があげられます。
①脂肪組織の量のちがい
女性は男性と比べ筋肉量が少なく、特に上半身と下半身とに分けると下半身の方に脂肪組織が多くなっております。
なぜ多くなっているのかはまだ解明されておりません。
仮説によると、女性の下腹部には子宮がありそれを守る為ではないかと言われています。
②筋肉量のちがい
男性に比べ女性の方が筋肉量が低く、筋力の低下によりO脚や姿勢が悪くなるなどの体のラインの歪みが生じやすく、悪い姿勢が続くと血流やリンパの流れが悪くなり下半身が太ってみえるむくみの原因になります。
③出産後に太りやすい
出産時、赤ちゃんが産道をとおり出てくる際に骨盤が開いてしまいます。
骨盤が開いたままだと下半身に脂肪が付きやすい状態になってしまいます。また、血流やリンパの流れも悪くなってしまうので太って見える原因になります。
④冷え性
女性はスカートを履く機会が多いのと、元々筋肉量が少ないので女性の方が冷えやすく、それを補うために脂肪が付きやすく太って見えます。
そこで、『整体』が下半身太りを解消する方法として挙げられます。
まず骨盤の歪みなどで見られる下半身太りでは、矯正で骨盤を正しい位置に戻してあげる作業を行います。そして、最近テレビやSNS、雑誌などでも紹介される美尻に関連する筋肉(大殿筋、中殿筋、小殿筋)のトレーニング特に骨盤付近に付着する中殿筋、小殿筋を鍛える事で歪みの戻りを防ぐことができます。
また、正しい骨盤の位置になるとリンパや血液の流れも良くなり冷え性やむくみも改善されます。
「整体」と聞いてみなさんはどんなイメージを持てれていますか??
おそらく、骨をバキバキ鳴らすようなカイロプラクティックみたいなのを思い浮かべたりしていないでしょうか?
そういった骨盤矯正は慣れていないと自然と身体に力が入り治すどころか逆に痛めてしまう可能性があります。
整体とは骨盤矯正だけではありません。
『体を整える』と書くように身体全体のバランスを整える事をさすので、何でもかんでも骨盤矯正を行えばいいとは限らないのです。
むくみの原因でもある冷え性も身体のバランスを整える事で足元の血流が改善され冷え性を治す事に繋がります。これも整体に含まれます。
出産時、リラクシンというホルモンが分泌されます。
このリラクシンというホルモンが骨盤を緩ませ産道を広げ赤ちゃんを通り易くしてくれます。なかには自然と骨盤が戻る方がいるらしいのですが、なかなか戻ってくれないのが現状です。
こうして開いてしまった骨盤が下半身太りに見えてしまう原因です。
育児や家事でなかなか治療に行けなくてそのままにしているお母さんがほとんどです。
最近の治療院ではお子様連れに配慮したところも多くなってきているので一度行ってみるのも良いと思いますよ(^^♪