腰痛は、日本人の抱える痛みの中で最も多い症状です。腰痛というと、高齢者が抱えているもののようなイメージがありますが、最近では小学生でも腰の痛みを訴えて来院するケースが増えてきました。
ある日突然、腰に激痛が走り、治ったと思ったらぶり返すやっかいな腰痛。
なぜ、こうした症状が起こるのでしょうか。
腰痛になりやすい人の特徴
画像検査(レントゲンやMRI)で原因が特定できない腰痛を『非特異的腰痛』と呼びます。
急性腰痛症や慢性腰痛症などが、この非特異的腰痛にあたります。
非特異的腰痛の原因はさまざまで、次の事が多い人に見られます。
①姿勢が悪い
腰痛の大きな原因のひとつが『姿勢の悪さ』です。
特に、座っているときは姿勢が崩れやすく、長時間座ることで、腰へのインパクトも大きくなります。立っているときよりも、座っているときの方が、1.4倍も腰に負担がかかるというデータも!!
②運動不足・運動の過剰
運動不足だと筋肉が衰えて動きも悪くなってきます。
筋肉が衰えることで体液の流れも悪くなり椎間板や靭帯の新陳代謝も悪くなります。結果、腰痛が起こりやすくなってしまいます。 また逆に、運動をしていると健康になれそうな気がしますが、過剰な運動が原因で腰痛になるケースもあります。
③飲酒や喫煙習慣がある
タバコに含まれているニコチン成分には血管収縮作用があります。
その作用により腰回りの血液の流れが滞って、腰痛になってしまうのです。また、ニコチンには椎間板をの弾力を低下させる働きもあるため、椎間板ヘルニアになりやすくなります。
お酒は適度に飲むのはいいですが、量が多くなってしまうと危ないです。
多量のアルコールを摂取することで、内臓に過度の負担がかかってしまいます。飲酒によって影響を受けやすい臓器は、膵臓、腎臓、肝臓、胃などで、これらの臓器の不調が腰痛として現れることがあります。
④ストレスが溜まりやすい
腰痛を患っている方の約3分の1に痛みの原因として、強いストレスなどの精神的問題、うつ症状が見られる傾向があります。
ストレスや怒りを感じると自律神経の働きが悪くなり、自律神経の働きが悪くなると、血流が悪くなるため、筋肉が正常に動かなくなったり、自然治癒力が低下したりします。
⑤きつすぎる服やハイヒールをよく履く
着圧の服のような体を締め付けるような下着や洋服は、血行不良の原因となります。
補正下着やきつめのジーンズなど腰回りの血の巡りが悪くなるようなものを身につけると、血流不足になりぎっくり腰になりがちなので気をつけましょう。
また、ヒールの高い靴を履くと、体の重心が前に傾きがちになってしまい傾いた体のバランスを取ろうとして腰やお尻の筋肉が緊張した状態がハイヒールを履いている間ずっと続き腰痛になりやすいです。
腰痛には吸い玉治療がイチバン!
滞っている血の流れを良くしていきます。
腰だけでなく身体全身に行うことができるので冷え性やむくみが気になる場合は足の方に、肩こりが酷い方は肩や首にと様々な部位にできます!