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いつも体がだるい…その慢性疲労、原因は自律神経?肝・脾・腎?

2025.06.27

【徹底解説】慢性疲労の原因を西洋医学と東洋医学(陰陽五行)から読み解く

✅ はじめに:慢性疲労とは?

「しっかり寝ても疲れが取れない」「常に体がだるい」「何をするにも億劫」
——そんな症状が続いていませんか?
それはもしかすると、慢性疲労かもしれません。

本記事では、慢性疲労のメカニズムを

  • 西洋医学(生理学・神経・内分泌・免疫)
  • 東洋医学(陰陽五行説)

という2つの観点から徹底的に解説します。


🧠 西洋医学から見た慢性疲労の原因

1. 自律神経の乱れ

▶︎ 交感神経と副交感神経のバランス不良

ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れにより、交感神経優位の状態が続くと、体は「常に緊張モード」に。
結果として、疲労を回復するはずの副交感神経が働かず、慢性疲労状態に陥ります。


2. ホルモンバランスの崩れ

▶︎ 副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)

過度なストレスにより、副腎から分泌されるコルチゾール(抗ストレスホルモン)が乱れます。
これにより、全身の代謝機能が落ち、日常的な倦怠感や集中力低下を引き起こします。


3. 免疫系の過剰反応・慢性炎症

▶︎ サイトカインの過剰分泌

慢性的な感染や腸内環境の乱れ、アレルギーなどがあると、炎症性サイトカインが常に放出される状態に。
この炎症反応が脳にも影響を与え、疲労感・うつ症状・思考力の低下を招きます。


4. ミトコンドリア機能の低下

細胞内の「エネルギー工場」であるミトコンドリアの機能が低下すると、ATP(エネルギー源)を作れず、どれだけ休んでも疲れが取れません。
近年では、慢性疲労症候群(CFS)とも深く関連していると考えられています。


5. 睡眠障害・睡眠の質の低下

寝つきが悪い、眠りが浅い、途中で目が覚めるといった睡眠の質の低下も、慢性的な疲労の大きな原因。
これはストレスや自律神経の乱れ、ホルモン分泌異常と密接に関連しています。


🌿 東洋医学(陰陽五行説)から見た慢性疲労

東洋医学では、体内の「気・血・津液(体液)」の流れとバランスが重要視されます。
五臓(肝・心・脾・肺・腎)をベースに、以下のような捉え方をします。


【陰陽】の視点から

タイプ 特徴 疲労の表れ方
陽虚(ようきょ) 体を温める力が低下 冷え、無気力、朝起きられない
陰虚(いんきょ) 体を潤す力が低下 のぼせ、不眠、口渇、イライラ
気虚(ききょ) 気(エネルギー)が不足 だるさ、息切れ、食後に眠くなる

※疲労の種類によって、陰陽のどちらに偏っているかを見極める必要があります。


【五行】の視点から(五臓のバランス)

🟩 肝(かん)…情緒・血の巡り・ストレス処理

  • 肝の失調 → 怒りっぽい、イライラ、肩こり、頭痛、PMS
  • 【原因】感情の抑圧・過労・夜更かし
  • 【疲労感】精神的な疲れ、目の疲れ、情緒不安定

🟥 心(しん)…精神活動・睡眠・循環

  • 心の失調 → 不眠、動悸、焦燥感
  • 【原因】精神的ストレス、過度の思考
  • 【疲労感】頭がボーッとする、集中できない

🟨 脾(ひ)…消化・吸収・気血生成

  • 脾の失調 → 食欲不振、下痢、むくみ
  • 【原因】甘い物の摂りすぎ、冷たい飲食物、心配性
  • 【疲労感】だるさ、倦怠感、体が重い

🟦 肺(はい)…免疫・呼吸・外邪防御

  • 肺の失調 → 鼻炎、風邪をひきやすい、皮膚の乾燥
  • 【原因】過労・悲しみ・乾燥環境
  • 【疲労感】呼吸が浅い、体力が落ちる、声が弱くなる

⚫ 腎(じん)…生命力・成長・ホルモン・骨・耳

  • 腎の失調 → 腰痛、耳鳴り、冷え、不妊
  • 【原因】老化・過労・恐怖感
  • 【疲労感】全身の無力感、朝がつらい、やる気が出ない

🩺 西洋医学と東洋医学の統合的視点

症状 西洋医学的理解 東洋医学的理解
全身のだるさ ミトコンドリア機能低下、自律神経失調 気虚・脾虚
イライラ・不安 セロトニン低下、交感神経亢進 肝の不調・心神不安
冷え・疲れやすい 甲状腺機能低下、副腎疲労 陽虚・腎虚
寝ても疲れる 睡眠障害・深い睡眠不足 陰虚・心の不調

🎯 慢性疲労へのアプローチ

▶︎ 東洋医学的対応(鍼灸・漢方)

  • 鍼灸:経絡の流れを整え、気血の巡りを回復
    → 肝・脾・腎を中心に施術
  • 漢方:補中益気湯・六君子湯・柴胡加竜骨牡蛎湯などが有名
  • 養生:睡眠・食事・情緒安定の工夫を日々の生活に

▶︎ 西洋医学的対応

  • 生活習慣の見直し:睡眠・栄養・ストレス管理
  • 栄養療法:ビタミンB群・マグネシウム・鉄分・オメガ3など
  • 精神的ケア:カウンセリング・マインドフルネス
  • 薬物療法:抗うつ薬や睡眠導入剤が一部有効な場合あり

🏁 まとめ:疲れの原因はひとつじゃない

慢性疲労は、体の不調と心のバランスの乱れが絡み合った状態です。
西洋医学は「構造や機能」、東洋医学は「エネルギーとバランス」からこの問題にアプローチします。

両方の視点を持つことで、より本質的な体質改善や治療が可能になります。
「いつも疲れている…」という状態から抜け出すために、まずはご自身の体と丁寧に向き合ってみることが第一歩です。

 

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