はじめに
側弯症(scoliosis)は、脊椎が左右に湾曲し、同時に回旋(ねじれ)を伴う脊柱の変形性疾患です。
特に思春期の子どもに多くみられますが、成人になってからの進行もあります。
進行すると、肩の高さの左右差や肋骨の突出、呼吸機能の低下など生活に重大な影響を及ぼすこともあります。
側弯症の定義と診断基準
側弯症の定義
側弯症とは、脊椎が正面から見て10度以上の側方弯曲(Cobb角)を示す状態をいいます。
ねじれ(回旋)を伴うことが多く、外見だけでなく内部臓器にも影響を与えることがあります。
診断法
- 視診・触診:肩の高さや骨盤の傾き、肋骨の出っ張りなど
- 前屈検査(Adam’s forward bend test):肋骨の隆起の有無を確認
- レントゲン検査:Cobb角の測定
- MRI・CT検査:脊髄の異常や椎骨の形成異常を調査
側弯症の分類
分類 | 特徴 | 主な原因 |
---|---|---|
特発性側弯症 | 最も多い。思春期に発症 | 原因不明(遺伝要因が関与) |
先天性側弯症 | 胎児期の椎体形成異常 | 胎内での椎骨奇形 |
神経筋性側弯症 | 筋力低下・筋緊張異常に伴う | 脳性麻痺、筋ジストロフィー |
成人側弯症 | 加齢により進行 | 変性側湾、骨粗鬆症、椎間板変性 |
側弯症の主な症状
- 肩の高さや骨盤の左右差
- 肋骨や背中の出っ張り(リブハンプ)
- 慢性的な腰痛・背部痛
- 呼吸機能の低下(重症例)
- 美容面でのコンプレックス
側弯症の原因とリスク因子
特発性側弯症の原因(現代医学的見解)
- 遺伝的要素:家族歴があるとリスク上昇
- ホルモン異常:成長ホルモンやメラトニンの関与が示唆される
- 姿勢不良・身体の使い方:軽度湾曲が悪化するケースも
その他の要因
- 骨密度の低下
- 筋肉のアンバランス
- 成長期における急激な身長の伸び
側弯症の治療法(医療・保存療法・代替療法)
一般医療での治療
- 経過観察(Cobb角10〜20度):定期的なレントゲンで経過観察
- 装具療法(20〜40度):Boston braceなど
- 手術(40〜50度以上):脊椎固定術やインプラントによる矯正
代替医療・保存療法
- 運動療法・理学療法
- シュロス法(Schroth method)
- ピラティス・体幹トレーニング
- 鍼灸治療
- 筋緊張の緩和、姿勢バランスの改善
- 整体・カイロプラクティック
- 骨盤調整・背骨の柔軟性向上
当院(ほっと整体整骨院)のアプローチ
堺市堺区にある「ほっと整体整骨院」では、以下のような施術を通じて側弯症への根本的なアプローチを行っています。
1. 姿勢分析による原因特定
最新の姿勢分析ソフトを用い、骨盤や肩、背骨のズレを正確にチェックし、原因を可視化します。
2. 筋肉と関節への専門的アプローチ
固くなった筋肉を緩め、可動性の低い関節に動きを取り戻す施術を実施。体の「使い方」まで指導。
3. 鍼灸による自然治癒力の促進
自律神経を整え、身体の左右バランスを正常に戻す鍼灸治療も併用します。特に背部のツボへの刺激は、リブハンプの改善にも有効です。
当院が選ばれる理由
- 国家資格者による専門施術
- 高額な回数券などの販売は一切なし
- 患者様一人ひとりの生活環境・成長段階に合わせた丁寧な対応
- 地域密着型の安心サポート(堺市堺区)
まとめ
側弯症は、単なる姿勢の悪さではなく、進行すると全身の機能に影響する深刻な疾患です。
早期発見・早期対応が何よりも大切であり、医学的な知識と共に、身体全体を診る施術が求められます。
「ほっと整体整骨院」では、手技・鍼灸・姿勢分析の3本柱で、一人ひとりに最適な改善方法をご提案します。
気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。
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