🔶 はじめに|毎月の「当たり前の痛み」ではありません
「毎月のことだから仕方ない」と、生理痛を我慢していませんか?
実は、生理痛(月経困難症)は、れっきとした身体からのSOSサインです。
軽度な不快感から、寝込んでしまうような重度の症状まで、その背景にはホルモンの乱れ・血流障害・内臓機能の低下・自律神経のバランス異常など、様々な要因が絡んでいます。
🔷 生理痛のメカニズムを医学的に解説
◆ プロスタグランジンの作用
生理痛の主因は、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンという物質。
これは子宮を収縮させる働きがあり、排出を促す反面、過剰に分泌されると
- 強い子宮収縮
- 血管の収縮による血流低下
- 炎症様の痛み
を引き起こします。
◆ 自律神経との関係
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れると、内臓の働きやホルモンの調整に悪影響を及ぼします。
特に交感神経の過緊張状態では、血管が収縮しやすくなり、骨盤内の血流が滞りやすくなります。
🔷 生理痛を悪化させる4つの要因
- 骨盤の歪み・筋膜の緊張
→ 子宮や卵巣の位置異常、血流障害 - 冷え性(末梢循環不良)
→ 骨盤内臓器の冷え、筋肉の硬直 - ストレス・睡眠不足
→ ホルモンバランスと自律神経の乱れ - 内臓機能の低下(特に肝・腎)
→ 血液循環やホルモン代謝の停滞
🔷 生理痛の種類と分類
種類 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
原発性月経困難症 | 器質的疾患がない | 思春期〜20代に多い |
続発性月経困難症 | 子宮内膜症や筋腫など | 20代後半以降に多い |
※続発性の場合は婦人科での精査が必要です。
🔷 当院での改善アプローチ|身体全体からアプローチ
✅ 姿勢・骨盤の評価と調整
- 骨盤の歪みは、子宮の位置異常を招く大きな要因
- 骨盤の動きと筋肉バランスを調整することで、内臓の負担軽減を図ります
✅ 鍼灸治療によるホルモン・自律神経の調整
- 三陰交・関元・肝兪など生理痛に関係するツボを用いて、 体内バランスを整えます
- 自律神経の安定 → ホルモン分泌の正常化へ
✅ 内臓調整・温熱療法
- 肝臓・腎臓・子宮の反射区にアプローチ
- 遠赤外線温熱による骨盤内の循環改善
🔷 放っておくと将来的にどうなる?
- 子宮内膜症、不妊のリスク
- 慢性的な冷え・便秘・頭痛などの体調不良
- PMS(月経前症候群)の悪化
生理痛は「一時的な症状」ではなく、身体の状態を知るバロメーターです。
🔷 最後に|毎月の痛みから卒業するために
「薬でごまかす」から「根本改善」へ。
ほっと整体整骨院では、生理痛に対して東洋医学と整体の視点からアプローチし、体の内側から整える施術を行っています。
お気軽にご相談ください。