春や秋になると、花粉症によるくしゃみや鼻水、鼻詰まりに悩まされる方が多いですね。
特に鼻水は、透明でさらさらしたものが絶え間なく出てきて、仕事や日常生活に支障をきたすこともあります。
薬を飲むと眠くなる副作用が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、鍼灸(はり・きゅう)治療が花粉症の鼻水にどのように効果を発揮するのか、
そして自宅でもできるツボ押しをご紹介します。
花粉症による鼻水の原因とは?
花粉症は、花粉が体内に入ることで免疫系が過剰に反応し、ヒスタミンなどの炎症物質が分泌されることで起こります。
このヒスタミンが鼻の粘膜を刺激し、鼻水やくしゃみ、鼻詰まりといった症状を引き起こします。
また、東洋医学では花粉症は 「肺」「脾」「腎」の機能低下
体内の「気(エネルギー)」と「水(体液)」のバランスの崩れが原因と考えられています。
特に、「水」の巡りが悪くなると、鼻水が止まらなくなるとされています。
鍼灸が花粉症の鼻水に効果的な理由
1. 自律神経の調整
鍼灸治療は、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、過剰な免疫反応を抑えるのに役立ちます。
これにより、ヒスタミンの分泌が抑えられ、鼻水の分泌が減少します。
2. 鼻の粘膜の炎症を抑える
鍼灸には血流を促進し、炎症を鎮める効果があります。
特に、鼻周辺のツボを刺激することで、鼻の粘膜の炎症を抑え、過剰な鼻水を減らすことができます。
3. 「水」の巡りを改善する
東洋医学の観点から、鍼灸は体内の「水」の流れを整え、余分な水分を排出するのを助けます。
これにより、鼻水の過剰な分泌を防ぎ、スムーズな排出を促すことができます。
花粉症の鼻水に効くおすすめのツボ
① 迎香(げいこう)
•場所:小鼻の両脇
•効果:鼻の通りをよくし、鼻水や鼻詰まりを解消
•やり方:指の腹でゆっくり5秒押し、離すを5回繰り返す
② 印堂(いんどう)
•場所:眉間の中央
•効果:鼻の通りをよくし、鼻炎や花粉症の症状を和らげる
•やり方:指で軽く押しながら、円を描くように30秒マッサージ
③ 合谷(ごうこく)
•場所:手の甲、親指と人差し指の間のくぼみ
•効果:免疫力を高め、鼻水やくしゃみを抑える
•やり方:反対の手の親指で痛気持ちいいくらいの強さで10秒押す(左右交互に)
④ 足三里(あしさんり)
•場所:膝のお皿の下から指4本分下のすねの外側
•効果:胃腸の調子を整え、体全体のバランスを改善
•やり方:親指でゆっくり押しながら、円を描くようにマッサージ
自宅でできる花粉症対策
鍼灸治療を受ける以外にも、自宅でできる簡単なケアを取り入れることで、花粉症の症状を軽減することができます。
1. 白湯を飲む
体の水分代謝を整え、鼻水の分泌を抑えるために朝一杯の白湯を飲むのがおすすめです。
2. ヨガやストレッチをする
自律神経を整えるために、軽い運動やヨガを行うと、免疫機能が正常に働くようになります。
3. 食事を見直す
花粉症には、ショウガ、ネギ、玉ねぎなどの体を温める食材や、腸内環境を整える発酵食品(味噌、ヨーグルト)が効果的です。
4. ツボ押しを習慣にする
今回紹介したツボを毎日2〜3回押すことで、鼻水を抑えやすくなります。
まとめ
花粉症による鼻水はつらいですが、鍼灸治療によって自律神経を整え、鼻の炎症を抑えることで症状を軽減することが可能です。
さらに、自宅でできるツボ押しや生活習慣の改善を取り入れることで、より快適に花粉の季節を過ごすことができます。
薬に頼らずに自然な方法で体質改善をしたい方は、ぜひ鍼灸を試してみてください!
ご予約、お問い合わせはこちら
Instagramでも情報発信しております
ほっと整体整骨院の情報はこちらから
Googleマップ活用の方はこちら