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五十肩(四十肩)の治療法まとめ|鍼灸・セルフケアで痛みを和らげるには?

2025.03.19

五十肩とは?

五十肩(肩関節周囲炎)は、40~60代に多く見られる肩の痛みと可動域制限を伴う疾患です。

原因は明確には分かっていませんが、加齢に伴う筋肉や腱の変性、関節包の炎症、血行不良が関与していると考えられています。

特に、肩関節の周囲にある腱板や滑液包に炎症が起こることで痛みと動きの制限が生じます。


五十肩のメカニズム

五十肩の進行は大きく3つの段階に分けられます。

①急性期(炎症期)
	•肩の痛みが強く、夜間痛も発生しやすい
	•炎症による腫れや血行不良が起こる
	•痛みにより肩の可動域が制限される

②拘縮期
	•痛みは軽減するが、肩の動きが極端に制限される
	•関節包や腱が硬くなり、可動域が狭くなる
	•「凍結肩(フローズン・ショルダー)」と呼ばれる状態になることも

③回復期
	•徐々に痛みがなくなり、動かせる範囲が広がる
	•リハビリや治療によって可動域の回復が可能


五十肩の一般的な治療法

五十肩の治療は、痛みを軽減しながら関節の可動域を取り戻すことを目的とします。
	1.薬物療法
	•消炎鎮痛剤(NSAIDs)で痛みを抑える
	•ステロイド注射で炎症を鎮める(重度の場合)
	2.理学療法
	•ストレッチやリハビリ運動で関節の動きを回復
	•温熱療法や超音波療法で血流を促進
	3.手術(重度の場合)
	•関節鏡視下手術で癒着した組織を剥がす
	•関節包解離術など

鍼灸治療によるアプローチ

鍼灸は、五十肩の痛みを和らげ、血流を改善し、拘縮を防ぐための効果的な方法の一つです。以下のような施術が行われます。

①鍼治療
	•肩井(けんせい)、曲池(きょくち)、天宗(てんそう)などの経穴を刺激し、血流を改善
	•患部周囲の筋肉の緊張を緩和し、炎症を抑制
	•痛みを和らげることで、スムーズな運動を促す

②灸治療
	•冷えや血行不良による痛みの改善
	•局所の炎症を鎮める
	•特に、温灸(もぐさを使用した温熱刺激)は血流改善に有効

③刺絡(しらく)療法
	•軽度の放血により、瘀血(おけつ:滞った血液)の改善
	•特に慢性化した五十肩に有効

④カッピング(吸い玉)
	•血流を促し、筋肉の緊張を緩和
	•肩周囲の可動域改善をサポート

鍼灸治療のメリット
	1.副作用が少なく、自然治癒力を高める
	2.慢性期の拘縮を緩和し、リハビリをサポート
	3.薬や手術に頼らず、体質改善を図る
	4.肩周囲の筋肉のバランスを整え、再発予防

自宅でできるセルフケア


鍼灸治療と併せて、自宅でのケアも重要です。
	1.温める(ホットパック、湯船につかる)
	2.ストレッチ(無理のない範囲で肩回し)
	3.軽いマッサージ(硬くなった筋肉を優しくほぐす)
	4.適度な運動(軽い腕振りやウォーキング)

まとめ

五十肩は適切な治療とケアを行えば、時間はかかるものの回復が可能です。

特に、鍼灸治療は痛みの軽減、血流の促進、可動域の改善に有効であり、慢性的な肩の不調に悩む方にはおすすめです。

症状が悪化する前に、早めのケアを取り入れましょう!

 

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