こんにちは。今回はジャンパー膝(膝蓋腱炎)に対する鍼灸治療について詳しく解説していきます。
ジャンパー膝はスポーツ選手や運動を頻繁に行う方に多く見られる膝の痛みの一種で、特にジャンプや着地の動作が多い競技で発症しやすいです。
鍼灸治療は、ジャンパー膝の痛みを軽減し、回復を促す効果が期待できます。
今回はその具体的な施術内容や効果、注意点について詳しくお話しします。
ジャンパー膝とは?
ジャンパー膝は、膝蓋骨(膝のお皿)と脛骨(すねの骨)をつなぐ膝蓋腱に炎症が起こることで痛みを引き起こします。
特に以下の動作を繰り返すことで発症します。
•ジャンプ動作
•急なダッシュやストップ
•繰り返しの負荷がかかるトレーニング
主な症状
•膝のお皿の下部に痛み
•走ったりジャンプしたりすると痛む
•押すと痛みが増す
•運動後や翌日に痛みが悪化
鍼灸治療の目的
鍼灸治療では、以下の目的でアプローチします。
1.痛みの緩和
•炎症部分への直接的なアプローチで痛みを和らげます。
2.筋緊張の緩和
•大腿四頭筋やハムストリングスなど、膝への負担を増やす筋肉の緊張を和らげます。
3.血流促進
•鍼の刺激により血流が改善し、患部の修復を促進します。
4.自律神経の調整
•自律神経のバランスを整えることで、回復力を高めます。
鍼灸治療の具体的な流れ
1.問診と評価
•痛みの程度や発症時期、スポーツの種類などを詳しく伺います。
•膝の可動域や筋力、筋緊張をチェックします。
2.鍼治療
痛みの原因となっている筋肉やトリガーポイント(痛みの引き金となるポイント)に鍼を打ちます。
特に以下の部位への施術が有効です。
•膝蓋腱周囲:炎症が強い部分への直接的なアプローチ
•大腿四頭筋:膝への負担を軽減
•腸脛靭帯・膝蓋靭帯:緊張を緩めることで痛みを和らげる
•ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋):膝を支える筋肉を整える
施術時間:20〜30分程度
使用する鍼:細くて柔らかい鍼を使用し、痛みはほとんどありません。
3.お灸治療
血流改善や炎症の抑制を目的に、お灸を使うこともあります。
特に冷えや血行不良が原因の場合には、温熱刺激がおすすめです。
•もぐさ灸や電子温灸を使うことが多いです。
•心地よい温かさを感じながらリラックスできます。
4.ストレッチ・アドバイス
施術後は、大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチを指導します。
また、痛みが強い場合は運動量の調整やサポーターの活用も提案します。
鍼灸治療の効果を高めるポイント
鍼灸治療の効果をより高めるためには、以下の点にも注意しましょう。
1.運動量の調整
•痛みが強い場合は無理せず休息を取ることが重要です。
2.セルフケア
•お風呂や温湿布で患部を温め、血行を促進します。
3.ストレッチや筋力トレーニング
•太ももやふくらはぎの柔軟性を保つことで再発予防に役立ちます。
鍼灸治療の頻度と回数
ジャンパー膝の状態によりますが、一般的には週に1〜2回の施術を数週間続けることで改善が見られます。
痛みが軽減したら施術の頻度を徐々に減らし、再発防止のためのケアに移行します。
まとめ
ジャンパー膝に対する鍼灸治療は、痛みを和らげるだけでなく、身体のバランスを整え、再発を予防する効果も期待できます。
膝の痛みでお悩みの方は、無理をせずに早めに鍼灸治療を受けてみるのも一つの選択肢です。
自分の身体と向き合いながら、適切なケアを行っていきましょう!
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