スポーツを楽しんでいると、どうしても避けられないのがケガや障害です。
捻挫や肉離れ、腱炎、疲労骨折など、スポーツ障害は多岐にわたります。そこで注目されているのが鍼灸治療です。
痛みを和らげるだけでなく、回復を促進し、再発を防ぐ効果も期待できます。
この記事では、スポーツ障害に対する鍼灸治療の効果やメリット、具体的な治療方法 について詳しく解説します。
1. スポーツ障害とは?
スポーツ障害とは、スポーツ活動によって生じるケガや身体の不調のことを指します。大きく分けると、以下の2種類があります。
•急性障害:瞬間的な衝撃や無理な動きによって発生(例:捻挫、骨折、肉離れ)
•慢性障害:長期間のオーバーユース(使いすぎ)によって発生(例:腱炎、疲労骨折、シンスプリント)
スポーツ障害を放置すると、慢性化しパフォーマンスの低下を招くため、早めの治療が重要です。
2. スポーツ障害に対する鍼灸治療のメリット
鍼灸は、東洋医学の伝統的な治療法であり、スポーツ障害の回復にも効果的です。主なメリットは以下の通りです。
①痛みの軽減
鍼を打つことで、エンドルフィン(天然の鎮痛物質) の分泌が促され、痛みを和らげる効果があります。
また、ツボを刺激することで神経の興奮を抑え、過剰な痛みの感受性を抑制します。
②炎症の抑制と回復促進
スポーツ障害の多くは、筋肉や腱の炎症によるものです。鍼灸には血流を促進し、炎症を抑える効果があり、早期回復につながります。
③筋肉の緊張緩和と柔軟性の向上
スポーツ障害の原因の一つに「筋肉の硬さ」があります。鍼灸で筋肉の緊張をほぐし、可動域を広げることで、ケガのリスクを軽減できます。
④自然治癒力の向上
鍼灸は、体の自己治癒力を高める ことで、薬に頼らずに回復を促す手助けをします。
⑤再発予防
鍼灸では、患部のケアだけでなく、体のバランスを整える ことも目的とします。これにより、再発防止につながり、より長くスポーツを楽しめる体づくりができます。
3. 鍼灸でよく治療されるスポーツ障害
スポーツによって発生しやすい障害には、以下のようなものがあります。
障害名 |
症状 |
鍼灸の効果 |
捻挫 |
足首や手首の腫れ・痛み |
炎症を抑え、回復を早める |
肉離れ |
筋肉の断裂による痛み |
筋肉の緊張を緩和し、血流を促進 |
腱鞘炎 |
手首・肘の痛み |
炎症を軽減し、動きをスムーズにする |
シンスプリント |
すねの内側の痛み |
血流改善と炎症の抑制 |
ジャンパー膝 |
膝のお皿周辺の痛み |
炎症軽減と膝への負担の軽減 |
テニス肘・ゴルフ肘・野球肘 |
肘の外側や内側の痛み |
筋肉の緊張を緩和し、動作を改善 |
4. 鍼灸治療の具体的な方法
スポーツ障害の治療において、鍼灸は次のような方法で行われます。
①鍼(はり)治療
•痛みのある部位や関連するツボに鍼を刺す
•深部の筋肉を直接刺激し、血流を改善
•即効性が期待できるケースも多い
ほっと整体整骨院
②灸(きゅう)治療
•もぐさを使って温熱刺激を与え、血流を改善
•筋肉のこわばりや冷えを解消
•特に慢性的な痛みに効果的
③電気鍼(パルス治療)
•鍼に微弱な電流を流し、筋肉を刺激
•痛みの軽減や回復促進に効果的
•プロアスリートも活用する治療法
④吸い玉(カッピング)
•皮膚を吸引し、血流を促す
•筋膜リリースの効果があり、硬くなった筋肉を緩める
5. 鍼灸治療を受ける際の注意点
鍼灸治療を受ける際は、以下の点に注意しましょう。
•信頼できる鍼灸師を選ぶ
•スポーツ障害の経験が豊富な施術者を選ぶと安心
•痛みの程度や経過を正確に伝える
•いつ、どのように痛めたかを詳しく話す
•治療後は安静にする
•鍼灸後は血流が良くなり、一時的にだるさが出ることがあるため、激しい運動は控える
•セルフケアも併用する
•ストレッチや適度な休養を取り入れ、鍼灸と組み合わせることで効果を最大化
6. まとめ:鍼灸でスポーツライフを支える
スポーツ障害は、早期治療が重要です。鍼灸は、痛みを和らげるだけでなく、回復を促進し、再発を防ぐ効果も期待できます。
「長くスポーツを続けたい」「できるだけ早く回復したい」 そんな方にとって、鍼灸治療は大きな助けとなるでしょう。
ぜひ一度、鍼灸治療を試して、コンディションを整えてみてください!
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