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体が歪むと内臓はどうなるのか?

2022.01.12

 

体が歪むと内臓はどうなるのか?

 

猫背

猫背の姿勢を続けてしまうと、胸郭が狭まり、肺や気管支などの呼吸器・心臓・肝臓・胆のう・胃などのみぞおち付近の臓器はもちろん、膀胱や子宮などの下腹部付近においても負担がかかってしまいます。 肩こりや頭痛はもちろん、内臓の痛みにも繋がりかねませんので早いうちから猫背対策をしましょう。

●胃もたれ
骨盤が前後に傾くことで、正常な位置で内臓を支えられず、全体に下がってしまい逆流性食道炎になることも。下腹もぽっこり出やすくなる。
●冷え
骨盤の内側を通っている血管が骨盤の傾きによって圧迫されると、血液循環が悪化し、下半身の冷えを起こしやすくなる。
●月経痛
内臓が下がると、子宮や卵巣などを圧迫。女性ホルモンのバランスが崩れ、月経痛などの月経トラブルを招く。

また、体のゆがみはボディラインにも影響を与え、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。それには、次の要因が関係してきます。

●胸の位置が下がる
猫背などによって、胸まわりの筋肉の張りがなくなり、胸の位置が全体的に下がってしまう。
●お尻が下がる
骨盤が傾くことで、大殿筋などの筋肉が緩み、筋力も低下。お尻の位置が全体的に下がってしまう。

 

排泄にも影響するゆがみ

骨盤が傾き、内臓が下がってしまうと、「骨盤底筋群」という骨盤内の下部で内臓を支え、尿や排便の促進・抑制を行う筋肉を圧迫。すると、下垂した内臓の重みによって、この筋肉がうまく機能しなくなり、尿失禁や便秘を招きやすくなります。

内臓機能の低下
背骨や骨盤の位置がずれることで、内臓が圧迫されたり、血流が悪くなったりして、内臓機能の低下につながります。その影響で、消化不良、生理不順、便秘、代謝の低下、むくみ、体が重だるいなど、さまざまな症状が現れてきます。

姿勢が悪くなることで内臓の位置が変わる

今までご紹介してきた痛みや不調が出る箇所は、いわゆる外科的な部分です。今度は体の内側、「内臓」に目を向けていきたいと思います。

ネックストレスがかかると、姿勢が悪くなります。背中を丸める姿勢をとることで、首にかかっている負担を分散させようとするからです。この背中を丸めた姿勢が、内臓を圧迫してしまいます。

最初に影響を受けるのは肺です。前かがみになることで上から押し付けられる形になり、本来より位置が下方向にズレてしまいます。とはいえ、肺の下には横隔膜がありますので、押し付ければ押し付けるほど位置が変わるわけではありません。ある程度で止まります。しかし、姿勢の悪さによる上からの圧迫は続きますので、結果として肺の形が変わります。

肺の形が変わると、その分他の内臓の位置も変わってしまいます。肋骨の中に綺麗に納められていた内臓が、肺の位置と形の変化をきっかけに、本来の位置からどんどん移動してしまうのです。そう聞くと、少し怖く感じてしまいますよね。

内臓の位置が変わるとどんな症状が出るのか
最も影響を受けやすい内臓は胃です。消化不良や食後のむかつきをはじめ、逆流性食道炎などの病気を引き起こすこともあります。また、影響が腸にまでおよび、くだしやすくなったり逆に便秘になりやすくなったりします。

また、肺の形や位置が変わったことにより、呼吸がしづらくなります。呼吸のしづらさは眠りにくさや疲れのとれにくさにつながりますので、さらなる不調を招く可能性も。早めに対処することが大切です。

内臓位置の変化の改善に重力を利用しよう

もちろん、内臓の位置はある日突然変わるものではありません。そもそも姿勢自体も次第に悪くなっていくものですので、その変化に従って変わっていきます。なかなか「自分の内臓の位置が昔と比べて変わっている」と気づけるものではありませんが、姿勢の悪さや胃腸の調子の悪さ、寝付きの悪さなどを感じているのであれば、毎日の位置のズレをリセットしましょう。

最も簡単なリセットの手段は「ジャンプ」。内臓は、体内で様々な筋肉にぶら下がっている状態になっています。つまり、重力の影響をかなり受けている状態です。重力と逆向きの負荷をかけることで、内臓の移動をリセットできます。そのための運動には様々なものがありますが、最も簡単な運動がジャンプです。逆立ちができる環境にある方は、逆立ちもおすすめですよ。

マンションやアパートにお住まいでなかなかジャンプや逆立ちがしづらいという場合は、「四つん這いで歩く運動」をしてみてください。

まとめ→猫背の姿勢になると肺や胃の方の調子が悪くなる骨盤に歪みが出ると骨盤底筋群の機能も低下し排泄機能の低下にもつながる。

体の歪み機能に効く内臓のケアにはジャンプ運動が効果があります。

身体に歪みがある内臓の調子が悪いなぁというときはまずはジャンプ運動しましょう。

体が歪むと筋肉はどうなるのか?

2022.01.11

体が歪むと筋肉はどうなるのか?

 

 

筋肉量が減り、筋力が低下することにより、骨格を支える力が弱くなる。 血管が収縮して血液循環が悪化し、筋肉が硬くなる。 自律神経のバランスが崩れて、血液循環が悪化することにより筋肉が硬くなる。

1.体のゆがみが原因で引き起こす症状とは?

骨盤がゆがむと、骨盤が支えている背骨にもゆがみが生じてきます。
そうすると、全身の筋肉のバランスが悪くなり、血液やリンパの流れも悪くなります。
また、新陳代謝が低下し、老廃物がうまく排出されなくなるため、肩こりや頭痛、腰痛、むくみ、冷えといったトラブルも起きやすくなります。
骨盤のゆがみは、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、内臓機能の低下によって、子宮や卵巣が圧迫されて婦人科系のトラブルの原因になることもあります。
また、下半身の老廃物が滞りやすくなることで、むくみやセルライト(※1)を誘発してしまいます。
その結果、下腹ポッコリ、ヒップがたるむ、太腿が太い、足首がない等、下半身太りの原因につながります。

2.日常の動作やクセで思いあたることはありませんか?

・どちらか一方の足に体重をかけて立つ。
・脚を組んで椅子に座る。
・いつも同じ側の肩にバッグを掛けて持つ。
・ほとんど運動をしない。
・サイズの合わない下着をつけている。
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいる。
・片手、片足を使うスポーツをしている。


◇骨盤のゆがみのタイプ

 

▼骨盤傾きタイプ
このタイプは骨盤を正面から見たときに、左右の骨盤の高さが違います。 片方の腰や腹の筋肉の緊張が強いことで、もう片方側の骨盤が下がった状態になってしまいます。
お尻の筋肉に左右差がある場合も、骨盤のバランスが崩れてゆがみやすくなると言われています。 このタイプは疲れやスポーツなどで腰痛になりやすい傾向があるので注意が必要です。

▼前傾タイプ
呼び名の通り、骨盤が前に傾いている女王たいです。
このタイプは胸とお尻が突き出た姿勢になりやすく、腰の反りがきつくなり、腰痛になりやすいと言われています。 常に腰に負担がかかり太ももが張りやすいともいわれています。
日本人女性の70%が前傾タイプの骨盤であるともいわれており、加齢や産後など腹筋が弱っている状態のときに前傾になりやすいと言われています。

骨盤開きタイプ
産後の方に多くみられタイプです。
骨盤が開いてゆがむと、下半身太りや、O脚になりやすいと言われています。 産後の女性にこのタイプが多くみられるのは、出産時赤ちゃんが通りやすくするために開いた骨盤がホルモンバランスの影響により、出産後も元の位置に戻らず、産前よりも開いた状態のままになってしまうことが挙げられます。 また産後でなくても足を組んだり、あぐらをかいたりなどの日常の習慣で骨盤が開きやすくなります。
加えて運動不足や老化で筋力の低下が起こり、骨盤を支えられず開いてしまうケースもあります。

骨盤ねじれタイプ
左右の骨盤が互い違いにねじれている状態を指します。
おしりの形と高さが左右違うといったことがよく見られますが、前傾しながらねじれているなど他のゆがみのタイプに付随して起きることが多いです。
足を組んだり、あぐらをかいたりなどの日常的に行っているいつも同じ手でカバンを持つ、左右に筋力の差がある人に多いようです。
3. ゆがみの改善方法は?

ゆがみに効果のある体操やストレッチを毎日行いましょう。
ゆがみは、ある日突然起こるものではなく、長い年月をかけて少しずつ歪んでいきます。
そのためゆがみを治すのにも長い時間がかかるので、毎日の継続が必要となります。


◇体のゆがみ改善体操
▼お尻上げ体操
膝を90度の角度にして仰向けに寝転がります。
膝から肩までのラインが一直線になるようにお尻を上げ、そのままの体勢を2、3秒キープします。
これを10回×2セットを目安に行います。

▼骨盤回し体操
足を肩幅に広げて腰に手を当てます。
骨盤を意識しながら、上半身がぶれないように腰だけを回すように右に10回クルクルまわします。
左側も同様に10回まわします。これを交互に2セットずつ行います。

アップダウン骨盤体操
壁に片手をついて胸を張ったまま 片足を前に直角にまで上げます。
その状態で1秒止めます。
今度はその足を伸ばして後ろに上げます。
左右それぞれ1日30回行います。


◇おすすめのグッズ

誰でも簡単に骨盤を整えることができます

▼ストレッチポール
ストレッチポールとは、円柱型のエクササイズ専用の道具で、上に仰向けに寝て使用します。ストレッチポールを使用することでリラックスした状態で、自然に自分の体重で筋肉をストレッチすることができます。
ストレッチ初心者におすすめです。
ストレッチポールを使用することで背骨が整う、呼吸が深くなるといった効果も期待できます。ストレッチポールで身体を慣らし、柔軟性を高めるとともに、筋トレを取り入れていくことで骨盤をゆがみを根本から改善することができます。

▼骨盤ベルト
骨盤を身体の外側からベルトで支えることで腰回りの筋肉をサポートします。
出産後女性は骨盤ベルトを使用することで、骨盤の開きを抑えることができます。
骨盤を整えるストレッチや筋トレをした後、骨盤がずれないように使用していきましょう。あくまでサポートの役割を果たすので上手に使っていきましょう!

4.まとめ

ちょっとした癖や姿勢を改善するだけでもゆがみの予防となります。
正しい姿勢を身に付けることで、血行や臓器の働きもよくなり、美容・健康効果につながります。

正しい姿勢を心がけ、体操やストレッチを毎日コツコツ頑張りましょう!

(※1) 【セルライト】お腹、太もも、お尻の付け根などによく見られる肌表面の凹凸のこと。
冷え、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、代謝の悪化などによる血行不良で溜めこまれた老廃物と、脂肪細胞が絡み合うことででき始めます。

筋力が弱くなると血管が収縮し血液循環が悪くなって自律神経のバランスも悪くなる如何に姿勢バランスが大事かわかります。

 

 

腰椎すべり症

2021.11.30

 腰椎すべり症
 

腰椎すべり症とは❓
腰椎すべり症とは、積み木のように連なる腰椎が、文字通り前方へ滑り出してしまい、様々な症状を引き起こす病気です。 腰椎すべり症は、大きく背骨や椎間板などの変性によって起こる「変性すべり症」と、腰椎分離症に続発する「分離すべり症」とに分けられます。 原因は違いますが、それぞれ出現する症状はほとんど変わりません。

腰椎すべり症は体の歪みからくるの?
腰の部分の背骨である腰椎の一部が骨折して離れてしまった状態を『脊椎分離症』といいます。
背骨はひとつひとつの骨が積み重なっており、上の腰椎と下の腰椎を骨で連結している部分が離れてしまうため、背骨が不安定になります。

脊椎分離症は若い世代に多く、10台前半に激しい動きを伴うスポーツをしていた人によくみられる症状で、主に疲労骨折による分離症です。
スポーツをしている子供が腰痛を訴える場合は、脊椎分離症が原因であることが多いので、クラブ活動などで日常的に運動をしているお子様の腰痛には気を付けてあげて下さい。

脊椎分離症をそのまま放っておくと、背骨を後ろ側で支える力がなくなるため、腰椎が前にずれてしまいます。これを『脊椎分離すべり症』といいます。
骨の分離によるすべり症が若い人に多いのに対し、中年以上の女性に多くみられるのが、無分離の『変性すべり症』です。
中腰の姿勢で長時間作業する人にもみられます。
これは年齢とともにひとつひとつの腰椎の間にある椎間板の厚みが減ることで、腰椎の連結が弱くなってしまうためです。
背骨全体の動き、歪みの調整
神経の流れの調整
を中心に施術を行っていきます。

では背骨の歪みがどのように体に影響を及ぼすのか、わかりやすくイラストでご説明しましょう。

①の図では、積み木がアンバランスで今にも崩れそうな状態で積み上げられていますね。

体に不調を抱えるほとんどの方がこの積み木と同じように、足~首までの関節がアンバランスな状態で体を支えています。

②アンバランスな状態で一番負担のかかっている積み木が押し出され、落ちてしまいました。

人の体も歪んだ状態で一箇所に負担がかかるような姿勢や動きを続けていると、その部分の関節に負担がかかり神経や筋肉、そして内臓にまで症状が現れるようになります。

③では、アンバランスな積み木はどうすれば崩れないでしょうか?崩れる原因になりそうな積み木だけを押し戻しますか?

それだけでは他の積み木のバランスはそのままなので、またすぐに崩れてしまいます。

体の歪みに対する施術にも同じことが言えます。

このように一番負担のかかっている部分だけへのアプローチは、結局その場しのぎにしかならず、根本的な解決にはなりません。

残念ながら、未だにこの方法で施術を行っているところが多いのも現状です。

それで本当に解決できるでしょうか?

④積み木は当然、上下の差が無く軸を合わせて積み上げていく方法が一番安定しますよね。

当院での施術も同じです。

負担がかかっている部分だけにアプローチするのではなく、骨の軸を合わせて全身でしっかりとバランスの取れる状態にすることで、症状を改善していきます。

体のバランスが安定すると、神経の伝達も正常に働きだし、関節や筋肉も本来の正しい可動域・動きを取り戻します。

そして定期的な施術によって体の歪みを整えることで、再発を防ぐことにもなります。
ほっと整体整骨院ではこういったお悩みの方にブラックボードを出して紹介しています↓↓

 

腰椎すべり症腰痛
体の歪みは姿勢から
見かけたら気軽にご相談ください♪

上腕二頭筋長頭腱炎

2021.11.30

上腕二頭筋長頭腱炎とは?

肩の前の部分で腕の肩と力こぶ(上腕二頭筋)の筋肉と骨の部分で摩擦が起こり炎症し、痛みで肩を動かしにくくなった状態のことです。
ポパイ動作筋ともいわれ力こぶを構成する筋肉です。

上腕二頭筋長頭腱炎の症状

  • 物を持ち上げるときに肩の前が痛む
  • 腰に手を回すと肩が痛む
  • 肩より上に手を上げると痛む
  • を洗うときに痛む
  • ある特定の角度で肩が鋭く痛む

上腕二頭筋長頭腱炎とは、肩から肘にかけて着いている上腕二頭筋(力こぶの筋肉)に負荷がかかって腱と呼ばれる骨と骨を繋ぐ部分に炎症が起こってしまう状態です。
上腕二頭筋の主な働きは、肘を曲げる動作や、肩周りを安定させる役割があります。
腱の部分は肩の関節に着いており、腕の骨の溝を走っている筋肉です。
病態としては主にスポーツでの障害が多いです。競技特性としては、球技全般(野球やソフトボール、ボウリング、陸上競技の砲丸投げ、円盤投げなど)が挙げられます。
特に多いのが野球です。
広義の「野球肩」にも分類されます。
投球動作を細かく分けると、コックアップ時(頭の後ろにボールを持ってくる時)と加速期(ボールを投げる直前の動き)に肩の前に負担がかかりやすく、特に加速期が上腕二頭筋長頭腱に最もストレスがかかりやすい時期になります。

腱は骨の間を走っているので、そこで衝突が起こって痛みや動きの制限がかかってしまいます。
スポーツで多い症状ですが、日常生活でも症状が発生することもあります。
重たいものを持ったり、料理など包丁で硬いものを切っている時に力を入れすぎて痛みが出ることもあります。

上腕二頭筋長頭腱炎の主な原因としては

  • 競技においてのオーバーユース(使い過ぎ)
  • 肩関節の不安定性
  • 肩の前への日常的な負荷
  • 巻き肩

上腕二頭筋長頭腱炎の原因の一つである巻き肩とはどういう状態なのか?

巻き肩→巻き肩とは、両が内側へ巻きこむように縮こまり、本来あるべき位置からズレた状態。 スタイルが悪く見えるだけでなく、あらゆる身体の不調にもつながります。 まわりや背骨の筋肉は、無意識に酷使しがちなので、こり固まると、巻き肩&猫背になりやすい傾向に。

巻き肩からくる不調とは

巻き肩が原因となる身体の不調は、様々です。いつくか例を挙げると。

首肩のコリ

巻き肩になると、肩が正しい位置ではなくなるため、肩周辺の血流が悪くなり、首や肩のこりにつながっていきます。

呼吸が浅くなる

肩が内側に入ると、胸の筋肉も収縮した状態になります。呼吸をする時に肺が思うように膨らむことができず、浅い呼吸になってしまいます。呼吸が浅くなると身体全体に酸素が届きにくくなり、そのため疲れやすくもなります。

むくみやすくなる

鎖骨にはリンパ節があり、身体全体のリンパの最終地点となっています。巻き肩になって胸側の筋肉が収縮することで、鎖骨周辺の巡りも悪くなってしまいます。リンパの流れが悪くなると、全身の老廃物が滞留しやすくなってしまうので、むくみやすくなってしまいます。

巻き肩セルフチェック方法

①鏡を使ったチェック方法

鏡の前にいつもの姿勢で立って見てみましょう。鏡はできるだけ全身が映るもの、もしくは手のあたりまで映るものがベストです。この時、手の甲はどう見えていますか?

手が体側にあり、手の甲が外を向いて鏡から見えない状態であればOK。もし手が前もも付近にあり、手の甲が鏡側を向いて見えている場合は、巻き肩の可能性があります。

②腕を使ったチェック方法

まず肩幅くらいに足を開いて立ちます。
そこから腕をできる限り耳に近付けながら、上がりきる限界のところまでバンザイをして下さい。
この時、腕がどの位置まで上がっていますか?
耳より後ろまで上がっていればOKですが、耳よりも前までしか上がらなければ巻き肩の可能性があります。

巻き肩解消ストレッチ

では、早速、巻き肩を解消するストレッチをご紹介していきます。無理せず、ご自身の出来る範囲で行ってみてください。

大胸筋のストレッチ

  1. うつ伏せになり、両手は肩の高さで横に開いていきます。
  2. 右手でマットを押し、身体を横に向けていきながら、右足は曲げてマットにつけておきます。
    ※足の指がつくくらいでもOKです。痛気持ち良いところでストップ!
  3. 余裕のある方は、左手を斜め上に移動させると伸びが深まります。

力こぶと上腕二頭筋の関係性

肩甲骨の関節窩(か)の上からの長と、同じく肩甲骨の烏口(うこう)突起からの短2頭で起こり、大きな腹を経て橈骨(とうこつ)上端部外側に付くとともに、一部は前腕膜に付く。
主として前腕を屈曲、回外する働きがある。
いわゆる〈力こぶ〉はこのによってつくられる。

“力こぶ”を形作る筋肉が上腕二頭筋です。
二頭という名前の通り、起始(胴体側に腱が付着している部分)が「長頭」と「短頭」に分かれています。
長頭は短頭の外側、肩甲骨の関節上結節から、短頭は長頭の内側、肩甲骨の烏口突起から始まり、筋腹部で一緒になって、大部分は橈骨の内側に付着します。
肩関節と肘関節、2つをまたいで走行しているので、二関節筋に分類されます。
作用としては手のひらを上に向けて(この動きは「前腕を回外する」といいます)肘を曲げる動作を担っています。
ドアノブなどが右回りに捻るように作られているのは、回外動作では上腕二頭筋が働くため力が出やすいから、とされています。
あ、でもこれ、左利きのひとには逆に使いにくいってことです。

上腕二頭筋長頭腱炎の鍼灸治療と有効性

上腕二頭筋長頭腱炎鍼灸治療 肩の前側の痛みなので、関連している太陰経の経絡を使います。
特に肺経の孔最と呼ばれるツボに圧痛が出やすいので、そこを刺激して痛みの軽減をはかります。
また上腕二頭筋の緊張を緩め、の摩擦を軽減し炎症を抑えていきます。

肩井
肩、背中の痛み。不眠やストレスとのとき張り
肩貞(けんてい)
肩、腕の痛み。耳鳴り
手三里
胃腸、上肢、目の症状、テニス肘。肩こり
肩外兪
首、肩、背中の痛み。

超音波治療

上腕長頭腱炎の超音波治療の効果とは?

上腕二頭筋長頭腱
上腕骨頭を内外旋させることで、上腕二頭筋腱の亜脱臼の有無や烏口下インピンジメントの有無をチェックする。
Subacromial arch
プローブを烏口突起と肩峰間に移動させ、烏口肩峰靱帯を描出し、上腕骨頭を回旋させながら肩峰下インピンジメントや疼痛の発生の有無について調査する。下垂位だけでなく、徐々に外転角度を増しながら観察する。
棘上筋腱、棘下筋腱
短軸像を描出し同様に上腕骨頭を回旋させることで動態観察を行う。
後方関節唇
プローブを後方に当てて後方の腱板(棘下筋腱、小円筋腱)の観察とともに上腕骨頭を内旋、外旋させて関節唇の動態評価を行う。

超音波とは人間の耳では聞こえないほど高い周波数(20kHz以上)で振動する音波と定義されています。
この超音波の機械的振動を生体に照射して、治療効果を上げるのが超音波療法です。
超音波を照射すると、その機械的振動によって生体組織が加温され、生体内にある数μmの微小な気泡が圧縮と拡張を繰り返し、細胞膜を適度に刺激して細胞を活性化させます。
超音波療法は超音波の機械的振動を照射する治療法です。
超音波の振動によって血流の改善・増大、疼痛の緩和、組織の伸展性の向上に効果が期待できます。

超音波を上腕二頭筋長頭腱の筋腹に当てると効果的です↓↓

上腕二頭筋長頭腱炎
超音波をすることで治癒力を強くします♥
ほっと整体整骨院より💛

坐骨神経痛

2021.11.26

 坐骨神経痛
 

 

お尻から足の後ろ側にかけての痛みやしびれ、麻痺などの症状のを「坐骨神経痛」と言います。 坐骨神経痛を病名と思われている方がいますが、頭痛や腹痛と同じ症状を表す言葉です。 いろいろな原因によって坐骨神経が圧迫されたり刺激を受けることで痛みやしびれなどが起こり、その症状を総称して「坐骨神経痛」と呼んでいます。

坐骨神経に似た病気の一つに整形外科疾患のほかに、血流障害によるものなどがあります。 整形外科疾患で主なものは、「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」「仙腸関節障害」「椎間関節障害」「殿皮神経障害(でんぴしんけいしょうがい)」などです。

梨状筋下孔部から出ている坐骨神経が絞扼されて坐骨神経痛が出ます。

坐骨神経痛とは? 原因、症状、治療法、日常生活のコツについて

「坐骨神経痛」とは、病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称で、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。

坐骨神経とは?

坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉“梨状筋”(りじょうきん)を抜け足へ向かう末梢神経のひとつ。
末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする“伝導路”で、主に3つの神経から構成されています。

(1)運動神経
脳から指令を送り、体の各部位を動かす神経
(2)知覚神経
痛みや温度などの感覚を、皮膚、筋肉、関節を介して中枢に伝える神経
(3)自律神経
意志とは無関係に、内臓、血管、腺などの機能を調整する神経

私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩く事が出来るのは、末梢神経である「坐骨神経」がしっかり働いてくれるおかげなのです。

“神経”というと、細いイメージがありますが、坐骨神経は末梢神経の中で一番太く、サイズはボールペンくらい、長さも1メートルと最も長いものになっています。

この長い坐骨神経は、“ 総腓骨神経 ”(そうひこつしんけい)と、“ 脛骨神経 ”(けいひこつしんけい)に分かれ腰椎から足の指まで伸びています。

その為、何らかの原因でこの坐骨神経に問題が生じると、この神経の通り道でもある、おしりから下肢にかけて痛みが引き起こされるのです

坐骨神経痛の症状

「坐骨神経痛」の痛みは、自覚症状であるため本人にしか分かりません。
そのため痛みの表現も様々で、しびれは「ビリビリ」「ピリピリ」「チクチク」「ジンジン」など、痛みは「ズキズキ」などと表現される事が多いです。

痛みの場所は坐骨神経が通っている、おしりから下肢にかけて起こり、片肢に症状が出る場合がほとんどですが、両肢にあらわれる事もあります。

坐骨神経痛の主な症状

  1. おしりから下肢にかけて痛みがある
  2. 長い時間立っている事が辛い
  3. 腰を反らすと下肢に痛みやしびれを感じる事がある
  4. おしりの痛みが強く、座り続ける事が困難
  5. 歩くと下肢に痛みが出るため歩けなくなるが、休むと歩く事が出来る
  6. 体をかがめると痛みが強くなる

・尿失禁や頻尿など、排尿障害がある
・会陰部がしびれたり、ほてるなどの異常感覚がある

など、しびれや痛みだけでない症状も出ている場合は、重度の腰椎疾患が疑われるので、早めに病院で検査を受けるようにしましょう。

坐骨神経痛が起こる原因は?

坐骨神経痛を引き起こしている原因は様々ですが、主な理由として“腰椎疾患”があります。なかでも特に多い病名は「腰部脊柱管狭窄症」(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)と「腰椎椎間板ヘルニア」(ついかんばんヘルニア)です。

(1)腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛

=年代
腰部脊柱管狭窄症は、50歳以上の中高年に多いが、もともと脊柱管が狭い人は30~40代で症状が出る人もいる。

=坐骨神経痛の原因
加齢により脊柱管が狭くなる事で神経根や馬尾を圧迫し、坐骨神経痛が引き起こされる。

=痛みの特徴
体を後ろに反らせると脊柱管がさらに狭くなり神経などを圧迫するため、
・高いところのものを取る動作
・腰をひねる動作
・背筋を伸ばす動作

などは痛みが出たり、痛みが強くなるのが特徴。逆に、前かがみになると脊柱管が広がるため、自転車の運転や、靴下を履くなどの動作は比較的楽に行える。

(2)腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛

=年代
腰椎椎間板ヘルニアは、20代が最も多く続いて30~40代、次に10代の若い人に多い。

=坐骨神経痛の原因
椎間板がつぶれて飛び出す事で、腰椎の神経を圧迫し坐骨神経痛が起こる。

=痛みの特徴
前かがみになると痛みが出やすい
・あぐらや横座り
・中腰で行う動作
・猫背の姿勢

などは腰への負担が大きく、椎間板が飛び出しやすくなり痛みが出る。

「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」は主な病気としてご紹介しましたが、他にも骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や腰椎圧迫骨折、腰椎分離症、脊椎カリエス、腰椎分離すべり症、化膿性脊椎炎、なども坐骨神経痛の原因となる病気だと言われています。

筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因にも!

筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉。
上肢や体幹よりも早く、大きく減少していきます。
実は比較的軽症の坐骨神経痛の場合、おしりの筋肉の衰えが原因になっている事が分かっているのです。

おしりの筋肉は…
・坐骨神経を保護する
・坐骨神経に栄養を供給する血管を守る
・坐骨神経を冷えから守り血流を維持する

という役割があります。
そのため軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつける事である程度改善できます。

また足腰の筋力低下は坐骨神経痛になるだけでなく、ロコモティブシンドロームや肥満の原因にもなりかねません。ロコモティブシンドロームを放置すると、足腰が衰え要介護状態になる危険性があります。

7つのロコチェック

1つでもあてはまると、ロコモティブシンドロームの心配があります。

坐骨神経痛などで歩くことが困難になると、運動不足→筋力の低下→下肢のバランスが悪くなる→さらに動かなくなる…と、生活の自立度が低下していき、介護が必要になる可能性も高まるのです。

すこし大変かもしれませんが、こうした悪循環を防ぐためにも痛みがひどくなる前に、運動療法で下肢の筋肉をしっかりつけ、改善や予防を心がけるよう努力しましょう。

坐骨神経痛の治療法「保存療法」とは?

坐骨神経痛の治療法には「保存療法」と「手術療法」があります。
「保存療法」は、手術以外の治療方法で種類も多様にあり、生活習慣やライフスタイルに合わせて行っていきます。

(1)物理療法

・温熱療法
・マッサージ療法
・低周波電気療法
・赤外線やマイクロ波による治療
・骨盤牽引

これらは主に血行を良くし痛みをやわらげる治療法。
骨盤牽引は、患部を引っ張る事で椎間板にかかる圧力を弱め、痛みを改善する方法です。

(2)運動療法

体操やストレッチにより、筋肉の緊張を和らげ血行を良くし、痛みを改善する治療法。
徐々に運動の負荷を増やして行く事で、下肢に筋力がつき腰椎への負担が減ります。
手術後のリハビリとしても行われます。

(3)装具療法

コルセットなどで腰椎を支え、痛みを和らげる治療法。
腹圧をあげ腰椎を固定し、良い姿勢を保つ効果があるのですが、長期間使用すると筋力が低下してしまうおそれがあるので、1ヶ月程度を目安に利用します。

(4)薬物療法

薬物療法は、薬を使って痛みを和らげる治療法。
薬で疾患を治す事はできませんが、痛みが和らぐ事で気持ちが前向きになったり、活動的になれる事から、筋肉の低下を防ぐ事が期待できます。

(5)ブロック療法

局所麻酔や抗炎症剤を、神経の周りや神経へ直接注入する治療法。
痛みの伝達物質を一時的に遮断する事で強い痛みが緩和するだけでなく、自律神経の緊張も和らぐため血行が良くなり、体内で作られた痛み物質の排出も促されます。

坐骨神経痛の予防法

坐骨神経痛の改善には治療や筋肉アップも大切ですが、腰の負担をやわらげる日常生活を心がける事も大切です。
腰に優しいライフスタイルは、それだけでしびれや痛みの緩和につながります。

腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアの悪化を防ぐライフスタイル

【腰部脊柱管狭窄症の人は…】
腰を反らせる動作は痛みを強く感じますが、少し前かがみの姿勢になると神経の圧迫が軽くなるため、日々の生活を楽に行う事ができます。

○荷物は腰を落としてから持ち上げる
○少し前かがみの姿勢で生活する
○洗濯物は低い位置で干す

など、なるべく低い位置で作業をする事を心がけましょう。

また、前かがみの状態は転びやすいので注意が必要です。
杖やカートを利用したり、前かがみで乗れるよう調整した自転車を使うなど工夫する事で、安全に移動ができます。

就寝の際は横向きや、あおむけの場合はひざの下にクッションを入れる事で、腰への負担が軽減されます。

【腰椎椎間板ヘルニアの人は…】
前かがみの姿勢は椎間板にかかる圧力が強く、より痛みを感じるため前かがみにならないような工夫が必要です。

○腰が沈み込まないようなソファーやベッドを使う
○台所や洗面所では軽くひざを曲げ、前かがみにならないようにする
○物を拾う時はひざを曲げ、腰を落として拾う
○机と椅子のバランスを調整する

(理想の机と椅子のバランス)
椅子の高さ=身長÷4
机の高さ=40+(身長÷6)

[例]身長175cmの方の場合
椅子の高さ⇒175÷4=43~44㎝
机の高さ⇒40+(175÷6)=69㎝

腰椎椎間板ヘルニアの場合、負担の少ない姿勢は脊柱の“S字カーブ”が保たれた状態です。立っている時も、座っている時も、この“S字カーブ”を意識し、前かがみになったり、無理に背筋を伸ばさないよう気を付けましょう。

日常生活から坐骨神経痛の悪化を防ぐライフスタイル

【禁煙で血行改善】
坐骨神経痛の改善には、禁煙をする事も効果的です。
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ酸素や栄養の供給を阻害してしまう事から、椎間板の変形が進み、腰椎椎間板ヘルニアを悪化させてしまう原因となるのです。

禁煙によって血行が良くなると、筋肉の緊張やこわばりもほぐれ、痛みの原因物質の排出も促進され、痛みの改善につながります。

【自分にあった靴を選ぶ】
歩きにくい靴は姿勢を崩す原因になり、坐骨神経痛だけでなく腰痛や関節痛などの障害が起こります。

坐骨神経痛の方は、
・ヒールが低く、なるべく紐靴で足の甲をしっかり支えられるタイプの靴
・スニーカーの場合は、足の付け根あたりで曲がる靴底のものを選ぶ
・かかとをしっかり包み込んでくれるデザイン
・つま先に少しゆとりがあるもので、地面から2.5~3.5㎝上がっているもの

自分に合った歩きやすい靴を選ぶと、腰への負担が減り坐骨神経痛改善にも役立ちます。
もし自分がどのような靴を履けばよいか悩んでしまう時には、シューフィッターがいるお店で相談しながら選んでみるのも良いでしょう。

【買い物袋やかばんはバランス良く持つ】
どちらか一方に重心をかけ続ける事は、脊柱が傾き筋肉の動きをアンバランスにし、姿勢を崩す原因になりかねません。
日常生活で使うかばんや、買い物袋を持つ時は工夫をし、なるべく腰に負担をかけないようにしましょう。

重いかばんを持つ時には…
・ショルダーバッグやリュックのストラップは短めにする
・重い荷物を持つ時は左右に分けたり、持ち替えたりする
・カートを利用する

リュックやショルダーバッグはストラップが長すぎると腰に負担がかかってしまうので、なるべく体にフィットするよう、ストラップを短めに調節します。
また、可能であれば左右に分けて荷物を持ったり、カートを利用するのも良いでしょう。

痛みがあると何事もおっくうになり、動かない事でさらに痛みが増すといった悪循環に陥る事も…。
日々の暮らしの見直しから、日常生活を快適に過ごせるよう心掛けましょう。

坐骨神経鍼灸治療ツボ

坐骨神経痛ツボ坐骨神経痛鍼灸治療用の主な穴:腎兪、大腸兪,環跳、委中、承筋などツボに20分にを置く。 うつ伏せにできない方は横向きの姿勢を治療を行います。 症状によって温灸も行い、強い症状の場合は低周波を使用します。神経痛には神経痛が本当に効果的です。治療現場では坐骨神経痛の患者様が良く来られます。ツボを知っておくと便利です。

坐骨神経ほっと整体整骨院鍼灸治療風景↓↓

梨状筋下孔部の坐骨神経の治療お灸も同時に使っています

 

 

肋間神経痛

2021.11.24

 肋間神経痛
 

肋間神経痛はこんな病気

よく脇腹(時には背中から胸の前面まで)の痛みを「肋間神経痛」という人がいます。しかし「肋間神経痛」は疾患名ではありません。肋骨に沿っている神経を肋間神経と呼びますが、この肋間神経が痛む症状を肋間神経痛といいます。

原因によって痛み方は違い、「急に電気が走るような痛み」や「ジクジクとした持続する痛み」などがあり、痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。

心臓・太い血管や肺などの内臓の疾患が原因で起こる胸の痛みとの違いは、痛む場所や範囲がはっきりしており、肋骨に沿って起こる比較的鋭い痛みということです。特徴的なのは、上半身の右側か左側のみに起こり、特殊な場合を除いて左右両側に起こることはありません。

原因は様々で解明されていないものもありますが、明らかに原因がある場合を症候性肋間神経痛、明らかな原因がない場合を特発性肋間神経痛といいます。

症候性肋間神経痛の原因は、変形性脊椎症・胸椎椎間板ヘルニア・脊椎腫瘍など脊椎に原因がある場合、そして肋骨骨折や肋骨の腫瘍が原因となる場合があります。これらが原因の場合は身体を動かした時、特に上半身を前後に曲げたり、左右に曲げたり廻したりすると痛みを強く感じることがあり、時には「息ができないほど痛い」こともあります。

脊椎や肋骨に原因がない場合に起こる症候性肋間神経痛の代表的なものは、帯状疱疹です。帯状疱疹は、帯状疱疹ウイルスが神経の中を通って皮膚に達して皮疹を起こす疾患ですが、胸部に発症すると肋間神経痛を起こします。帯状疱疹による肋間神経痛は、皮疹の有無に関わらず「ヒリヒリ」「ジクジク」とした皮膚表面の持続的な痛みを感じます。

肋間神経痛の治療法

前述のように肋間神経痛は1つの症状ですので、原因によって治療法は異なります。重症の肋骨骨折を除いて、外傷によって肋骨を痛めた時に起こる肋間神経痛は、消炎鎮痛薬の内服で治療できます。脊椎の疾患が原因の場合は、MRI等の画像診断を含めて原因の重症度を診断したうえで、外科的手術が行われることがあります。軽症の場合は、消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛※1に有効な専用の内服薬、さらにリハビリテーションやストレッチなどの運動療法が行われることもあります。帯状疱疹の場合は、発症早期の抗ウイルス薬の投与と、肋間神経痛が強い場合は神経障害性疼痛専用内服薬が有効な治療法です。手術適応がなく※2内服薬でも治らない場合、また原因がはっきりしない特発性肋間神経痛の場合は、神経ブロックが適応されます。神経ブロックとは、痛みの原因となっている神経に局所麻酔薬や、消炎作用の強いステロイドを注射して治療する方法で、多くはペインクリニック科で実施しています。

※1 神経障害性疼痛:なんらかの原因で末梢神経が傷つくことによって起こる痛み

※2 手術適応がない:外科的治療の場合、責任病変と症状の関連性が明確な場合に手術が適応となりますが、患者さんの同意がなければ適応されません。また、病変と症状の関連性が低い場合(病変が責任とは完全に否定できない場合など)患者さんの希望を含めた総合的な判断で手術が適応されます。手術は外科医の説明に基づいて患者さんが同意して適応されます。

肋間神経痛にたような症状

. 肋間神経痛と似た症状が現れる主な病気:狭心症、心筋梗塞、気胸、胃十二指腸潰瘍など

肋間神経痛はほかの病気と症状が似ていることがあり、他の病気を見逃さないことが大事です。ここでは肋間神経痛と似た症状が現れる主な病気を紹介します。

  • 感染症
  • 心臓の病気
  • 肺の病気
  • 食道や胃十二指腸の病気
  • 骨の病気
    • 軟骨炎(ろくなんこつえん)
  • 原因のはっきりしないもの
    • プレコーディアル・キャッチ症候群

肋間神経痛と症状が似ている病気の中には緊急で対応が必要なものも含まれています。症状が似ているため検査をしないと見分けることが難しいことがあります。今までに経験のない胸痛などが現れたときには速やかに医療機関を受診することが大事です。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹は神経節に潜んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して痛みや水疱(すいほう)などができる病気です。水痘帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうを起こすウイルスでもあります。帯状疱疹は抗ウイルス薬で治療することができます。帯状疱疹を肋間神経痛と見分けることが治療において大切です。帯状疱疹では特徴的な皮疹がでるので診察で区別することが可能です。

少しややこしい話ですが帯状疱疹が治った後の後遺症として肋間神経痛が起こることがあります。帯状疱疹後の肋間神経痛を帯状疱疹後神経疼痛(PHN: Postherpetic Neuralgia)とも呼びます帯状疱疹後の肋間神経痛の痛みは数カ月から数年に及ぶことがあります。

帯状疱疹の詳細な情報については「イオントフォレーシスなど、帯状疱疹後神経痛の治療を解説」も参考にしてください。

狭心症(きょうしんしょう)

心臓に酸素や栄養を送る血管を冠動脈といいます。狭心症は冠動脈が何らかの原因で狭くなったりして心臓に十分な酸素が供給できなくなる病気です。

狭心症の主な症状の一つに胸が締め付けられるような痛みがあります。痛みは数十分でおさまることもあります。肋間神経痛でも突然胸に鋭い痛みがはしることがあり狭心症と症状が似ていることがあります。

肋間神経痛と狭心症は身体診察や心電図、血液検査などの検査を組み合わせて見分けます。

心筋梗塞(しんきんこうそく)

心臓に酸素や栄養を送る血管を冠動脈といいます。心筋梗塞は冠動脈に閉塞が起きて心臓の細胞(心筋細胞)が障害を受ける病気です狭心症と似ている点がありますが冠動脈が閉塞して途絶えている点が異なります。

心筋梗塞の症状は胸痛です。肋間神経痛の胸痛と似ていることがあります。心筋梗塞の胸痛は時間が経過しても収まることはありません。心筋梗塞は重症になると死に至ることもある病気です。一刻も早く医療機関を受診して治療を受けることが大切です。

肺塞栓(はいそくせん)

肺塞栓症は血の塊が心臓から肺に向かう動脈に詰まる病気です。エコノミークラス症候群と言う呼び名で耳にしたことがあるかもしれません。

塞栓は重症の場合には命に関わることもあります。長時間同じ姿勢で過ごした後に身体の体勢を変えた後に発症することがあります。

肺塞栓症の症状の一つに胸痛があります。肋間神経痛でも胸痛が現れることがあるので区別しなければならないときがあります。肺塞栓には他にも息切れや動悸、めまいなどの症状が現れます。診断のために検査が必要なことがあります。胸が痛くて息切れなどがあるときには肺塞栓も疑わなければならない病気の一つです。

気胸

気胸は肺に穴が開いて肺を覆う胸腔(きょうくう)というスペースに空気がもれ出る病気です。気胸は肋間神経痛と同じく発症すると突発的な胸痛などが現れます。気胸では他に息苦しさや呼吸困難、咳などの症状も現れます。

肺に穴が開く気胸が起きると肺の周りの胸腔に空気が漏れ出て肺が縮んでしまいます。胸腔にたまる空気の量が多いと心臓や肺が圧迫されて重症になります。緊張性気胸と言います。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)

胃食道逆流症胃液が本来の流れとは逆に食道に流れる病気です。胃食道逆流症の原因は下部食道括約筋の機能が落ちることです。下部食道括約筋は食道と胃のつなぎ目を締める筋肉で胃液の逆流を防止しています。

胃食道逆流症ではみぞおちや胸に痛みがでることがあります。みぞおちや胸の痛みは肋間神経痛と共通する症状です。胃食道逆流症は緊急で治療が必要な病気ではありませんが、炎症が強くなると出血をしたり食道にひどい潰瘍をつくることがあります。胃食道逆流症内視鏡胃カメラ)などを用いて診断します。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍は胃や十二指腸の粘膜の防御機能が低下して、粘膜が消化液により障害を受けてクレーターのようなくぼみができる病気です。胃・十二指腸潰瘍の症状はみぞおちの辺りの痛みなどが典型的ですがまれに胸が痛くなることもあります。胃・十二指腸潰瘍は内視鏡検査で診断を行い、胃薬などで治療することができます。

肋軟骨炎(Tietze症候群)

肋軟骨炎(ろくなんこつえん)は肋骨を構成する軟骨の部分に炎症が起こる病気です。肋軟骨炎は40歳を超える女性に多いとされます。

肋骨は骨の部分と軟骨の部分で構成されており、肋軟骨は体の前側の中心に近い部分にあたります。肋軟骨炎は1つまたは複数の肋軟骨が痛みを伴って腫れます。肋軟骨炎は自然に治癒することが多いです。

プレコーディアル・キャッチ症候群

プレコーディアル・キャッチ症候群は原因のはっきりとしない胸痛が突然起こる病気です。プレコーディアル・キャッチ症候群はあらゆる年齢に起きうる病気ですが若い人に多く、特に6-12歳が発症しやすいとされています。

プレコーディアル・キャッチ症候群の胸痛は30秒から数分ほど続きますが自然と治まることが多いです。胸痛は安静時に多く現れ睡眠中には起こらないことも特徴の一つです。

肋間神経痛鍼灸治療

膻中 身体の正中線上で乳頭の高さにあります。
巨闕 みぞおちの下にあります。
期門 第九肋骨の高さで乳頭のラインにあります。
膈兪 肩甲骨の下角(肩甲骨の先端)のラインにあります。
肝兪 膈兪から骨2本分下にあります。
日月 期門のすぐ下に取ります。
淵液 脇の中央部分に取ります。

鍼灸治療のまとめ

肋間神経痛はその名の通り肋骨と肋骨の間の痛みです

わき腹痛などの痛みなどもあり鋭い痛みが走ります。

狭心症等の痛みと似ているため心臓が思ったら肋間神経痛

だったりします。肋間神経に痛みが出たら鍼灸治療をしましょう!!

肋間神経痛患者様の鍼灸治療を載せますね↓↓

肋間に鍼灸をしています。日月というツボにも鍼灸してます。

 

 

 

 

 

 

膝に痛みが出る原因は

2021.11.24

加齢とともに出てくるのが膝の痛みであったり、肩や背中、腰の痛みが多いと思います。
今回は『膝の痛み』にスポットをあて、なぜ痛くなるのか?どのような治療方法があるのかをご紹介していきます。
膝が痛くなる原因
加齢により膝が痛いという場合のほとんどが変形性膝関節症です。
特に、女性に多く、大半が内反(O脚)の変形を伴い、症状が進むにつれて内側の関節面の軟骨がすり減っていきます。
関節の変形は、全身のどの関節にも発生します。
加齢とともに発生頻度は増加しますが、それほど体重のかからない関節では、変形が生じにくく、関節の変形があったとしても、傷みなどの症状がない場合もあります。体重がかかり、酷使される機会が多い膝に痛みを感じる事が多くなります。
膝にかかる負荷はどのくらい?
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)とを結ぶ関節であり、体重がかかりやすい関節で、人体の中でも大きな関節です。
膝関節には体重の約3~4倍の荷重がかかります。
例えば、体重が50kgであれば膝関節に150~200kgの負担が生じることになります。
また、膝を伸ばす時には、太もも前面の大腿四頭筋という大きな筋肉の助けを借り、膝を曲げるときには、太もも後面の大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の助けを必要とします。この大腿四頭筋の筋力が低下してくると、歩きづらくなったり、膝に痛みが生じたり、膝の病気に関係することが多くなってきます。
膝の痛みに効果的な運動
●膝に痛みがない場合
痛みがひいた時に行う運動としては、簡単にできるウォーキングがオススメです。
歩かないといけないと感じる方がいると思うのですが、ただ近所周りのお散歩感覚で大丈夫です。距離も長いといけないというわけではありません。
1日15分~20分くらい歩く事を日課に目指していきましょう。
●膝に痛みがある場合
リハビリでも行われる水中ウォーキングが比較的安全に行なう事ができる運動です。
水の中では浮力が有るので体重が軽くなり、運動時に足や膝にかかる衝撃や負担が軽減されます。
注意点としては、前の方へ歩く時に水圧で上半身をあおられて、腰を傷めることもあるため、腰痛を起こしやすい方は注意が必要になります。
歩行以外には、寝ながらでも、椅子に座ったままでも出来る大腿四頭筋という、膝を伸ばす太ももの筋肉を強化する運動もあります。膝への負担を少なくするために、体重を支えている大腿四頭筋を鍛えて強くすると、膝の動きを制御できるようになり、関節軟骨に傷がつくのを防げるようになります。
膝の痛みを早く解消するためには?
①まずは患部を安静に保つ事
②痛みの原因である炎症を抑えてあげること
この二つをまずは徹底してあげることが大切です。
炎症を早く改善するには超音波治療!
痛めている幹部に超音波治療を行うこと、何もしない場合と比べ、炎症改善できる期間がグンと縮まります。
スポーツ選手も自身の体のケアに超音波治療を取り入れているのは有名です。毎日の練習やトレーニングで筋肉や関節に負担が一般の人より多いからです。
膝関節の超音波
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患者様からも、「軽くなった!」「痛みがまし!」といったと言うお声を頂いております。
「私のも合うかな〜」と疑問をお持ちでしたらぜひご相談くださいね!

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