肩関節の痛み
2021.02.23
肩関節って何個?
肩関節と股関節は人体では珍しく様々な方向に動かすことができる関節です。その為、肩の部分には何個かの関節がありそれぞれが少しずつ関係し動いているのです。
ですので個人によって肩に痛みが出る場所が違ってくるのです。
肩を大きく4つに分けてみましょう
●肩甲上腕関節
名前の通り肩甲骨と上腕骨で形成される関節でいわゆる肩関節で、人体に存在する関節の中で一番多くの動きをするため痛みが出やすいです関節です。

●肩鎖関節
肩甲骨から出ている肩峰と鎖骨で形成する関節で意外と見落としがちな関節です。

●肩峰下滑液包
関節ではないですが肩峰の下に少し隙間がありそこに腱板が走っており、それをスムーズに動かす為に滑液が入った袋があります。

●肩関節と首(肩甲骨と頸椎)
これも関節ではないのですがご存知の通り首はいろいろな方向へ動く為に多くの筋肉が存在します。その筋肉が緊張を起こすことで痛みや怠さが出てきます。
↑上記のように【肩】を構成しているのは1つでないことがお分かりいただけましたか?
肩関節周囲の痛み
肩関節の痛みで一番多いのが肩関節の周囲の痛みです。
細かく言えば、肩甲上腕関節の周囲の痛みです。痛みが発生する場所が中でも外でもある為、完全に区別することは難しいことがあります。
肩峰下滑液包の痛みも入ります。
ここの痛みの原因は多岐に渡りますが、関節包と腱板がキーポイントになります。
関節包が炎症を起こし分厚くなって痛みが出る事を『四十肩』『五十肩』と呼ばれます。
また、腱板が炎症すれば『腱板炎』、腱板が損傷すれば『腱板損傷』『腱板断裂』と診断されます。腱板に石灰・カルシウムが沈着すれば『石灰性腱炎』と診断されます。
肩関節前面の痛みでは上腕二頭筋(力こぶの部分)の長頭部分が関節の中に入り込み痛む『上腕二頭筋長頭腱炎』と診断されます。
肩関節の少し上の方が痛む
肩関節より上ということで、肩鎖関節部分の痛みだと考えられます。
痛みといっても様々で、炎症が起こっている場合『肩鎖関節炎』、軟骨がすり減っている場合『変形性肩鎖関節症』、脱臼してしまった場合『肩鎖関節脱臼』、鎖骨の先端が骨折してしまった場合『鎖骨遠位端骨折』などの診断名が付けられます。
首から肩にかけての痛み
肩関節の痛みではなく、肩から首にかけての広い範囲での痛みは背部で一番大きな筋肉の『僧帽筋』が関係している事が多いです。
僧帽筋は首から背中、肩関節の三角形状に連なっており広い範囲で痛みが出ます。また、僧帽筋の下には肩甲挙筋、菱形筋なども存在し首を動かす動作、肩を動かす動作など様々な運動に関与します。
俗にいう『肩こり』や『寝違え』もこの僧帽筋に緊張が原因で起こしている可能性が高いでしょう。
注意が必要なのは、『頸椎ヘルニア』の可能性もあるので専門的な所で検査するのもいいでしょう。
自律神経が乱れると、、、
2020.11.24
人間の体内には無数の神経があり、内臓の働きなどを調整してくれるのが「自律神経」です。自律神経が乱れると心や体にさまざまな支障が出てきます。
自律神経には、2種類あります。
自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、自らの意思とは関係なく24時間働き続けます。昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」があります。
2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わるのです。交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になり、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少し、瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になるのです。
「なんか身体がだるい」「なんだか落ち着かない」は、自律神経の乱れかも?
心と体の状態を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経がうまくバランスを取りながら働いているおかげで、良い健康状態が保たれます。このバランスが崩れる事により、心身に支障をきたすのです。人間関係の悩みや仕事でのプレッシャーによる精神的なストレスや、過労による肉体疲労、昼夜が逆転した不規則な生活などが、自立神経の乱れの原因になります。
「自律神経失調症」とは、自律神経の乱れから、不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など、さまざまな症状が見られる病気で、これらの症状は人により大きく異なります。
自律神経が乱れると、臓器にも影響が出てきます。胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけを感じる「神経性胃炎」、腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる「過敏性腸症候群」などがそうです。また、突然浅く速い呼吸を繰り返す「過呼吸症候群」も自律神経の乱れから起こります。これは息苦しさ、めまいや手足のしびれが症状として現れます。
規則正しい生活を送りましょう!
自律神経が乱れないようにするための方法をご紹介していきます。
ストレスを感じることが多い現代社会では、交感神経が過剰に働いている場合が多く、心を鎮める副交感神経が優位になるように、意識的にリラックスできる方法を取ることが必要です。例えば、気持ちが穏やかになる音楽を聞いたり、ぬるめの湯につかったりするなどが効果的です。
また、気長に考える習慣を身に付け、普段から物事を楽観的に捉えることで、つらい人間関係や仕事によるストレスを和らげれるようになります。
ライフスタイルを見直すことも大切です。日常生活は、食事、睡眠、休養、労働(勉強)、運動の5つの要素で構成されています。これらが毎日規則正しく行われていれば、生体リズムの調子が整うのです。忙しくても、できるだけ同じ時間に食事を取り、睡眠時間をたっぷり摂るよう心掛けることが大切です。
睡眠の質を良くする食事には、トリプトファンという眠りを促す成分を含む乳製品や米、ごま、バナナや、副交感神経の働きを高めるマグネシウムを含む豆腐やナッツ類などがあります。
ストレスの緩和や、自律神経のコントロールに効果が期待できる成分はカルシウムです。神経の伝達に重要な役割を果たす成分や神経細胞の興奮を抑える働きがあり、不足すると怒りっぽくなります。牛乳や小松菜などカルシウムを含んだ食品を取るよう心掛けましょう。
また、ビタミンCを含むパプリカやレモンもストレス対策に効果的です。自律神経のコントロールには、ビタミンAを含む鶏レバーやうなぎ、ビタミンEを含むアーモンドやオリーブオイルなどがおすすめです。
日常生活を送る上で、むずかしい人間関係やしなければならない仕事からくるさまざまなストレスは避けれません。
ストレスを和らげて自律神経のバランスを整えるためには、心身を興奮状態にする交感神経の働きを弱め、体を休ませ、気持ちを落ち着かせる副交感神経の作用を強くすることが必要です。
お気に入りのリラックス方法を見つけて、快適な毎日を送るよう心掛けましょう。
ぎっくり腰の予防法
2020.11.13
あなたのぎっくり腰の原因を探ろう!
ぎっくり腰の原因は特定しにくく、筋肉の過緊張や疲労、炎症などと言われています。腰はなぜそんなに弱いのでしょうか?日本人の30代男性の背筋力平均は約130kg、女性は約80kgと言われています。重い荷物を持ったとして、筋力を上回るほどの荷物を持ってぎっくり腰になったとは考えにくいです。日常の動作で腰を痛めた場合、筋肉だけでなく心身に何かしらの問題があったとが考えられます。
疲労の蓄積やストレスによる神経の興奮で筋肉が凝りかたまっていたり、運動不足による筋肉内の血液循環の悪化、身体を動かすために必要な栄養が不足し、筋肉や組織も栄養不足の状態になっている、身体を温める力が弱く、外的要因による冷えで筋肉の柔軟性が不足している、組織の水分不足で筋肉の柔軟性が低下したり、靭帯などの結合組織が硬い状態になっているなどが考えられます。
簡単ストレッチでぎっくり腰を予防しよう!
予防につながるストレッチ、筋トレをご紹介します。普段から腰を挟んだ肩関節や股関節を動かしておくことが重要です。
腰の上部がぎっくりになる方には、股関節のストレッチがおすすめです。
➀ 脚を開いて椅子に座り、つま先をやや外側に向け膝の向きと揃える。
➁手を内ももに添える。
➂右の肩を身体の前方に持ってくるように胸部を捻りながら、右手で右の内ももを外に向けて押す。目線は左の肘を見るようにし、3秒くらい呼吸を止め、元に戻す。
※左も同様に行う。(3~5セットを目安)
腰の真ん中がギックリになる方には、ドローインがおすすめです。
➀仰向けに横になり膝を立てて「足裏」「骨盤の裏側」「胸の裏側」「後頭部」が床についていることを確認する。
➁軽くあごを引いて背骨を長くのばす。
➂鼻から息を吸い、カラダを動かさないようにしながら口から息を吐く。
➃息を吐く時におへそを背中側に引き込み、さらに胸の方に持ち上げるように意識を向け、砂時計のくびれをイメージしてお腹を薄く細くしていく。
➄吸った時にも出来るだけお腹をぽっこり出さないように気をつけ呼吸を胸で行うと腹筋深部をしっかりと働かせることができる。
※吐く息でトイレを我慢する時に働く骨盤底筋をお腹の方に引き上げて行くとさらに効果的。
※座った姿勢、立った姿勢でもOK!!(10回呼吸するのが目安)
腰の下部がギックリになる方には、キャット・カウ ストレッチがおすすめです。
➀椅子に浅めに腰掛けて足を肩幅くらいに開き、両手を組み合わせてカラダの前に輪っかを作る。
➁息を吐きながら背中をまるめて目線はお腹の方に向ける。(怒った猫のように背を丸める)
➂息を吸いながら両手を背もたれの方に持っていき、胸を反らせる。
※背骨の動きを意識しながらゆっくりと呼吸に合わせて行いましょう。(5回くらいが目安)
さまざまな要因が重なって起こるぎっくり腰ですが、できれば生活習慣の改善やストレッチで予防しましょう。ギックリになったら、すぐに病院を受診しましょう。ぎっくり腰だと思っていたのに、実は骨折だったり、内臓の疾患だったりすることも考えられますので、まずは外傷や病気ではないかを確認しましょう。
体温を上げる方法
2020.10.30
下半身の血流が滞るようになると上半身だけに熱がこもり、足が冷たいのに顔がほてる“冷えのぼせ”の状態になります。
この症状を解消するためには全身の血行を改善する必要があり、全身に血液を送り出す心臓は負担が非常に大きくなります。そこで活躍するのが、筋肉です。
筋肉には、血液をポンプのように送り出す働きがあり、筋肉が増えると体のすみずみまで血液が行き渡るようになり、体は温まり易くなります。体温が1度上がれば、基礎代謝も約12%上がり、ダイエットも効果的になります。
体温を上げる5つの習慣
➀週に3回、筋トレをしましょう!
筋肉を効率よくつけるには、下半身を鍛えることが1番です!筋肉の約70%は下半身に集中しており、太ももやふくらはぎ、お尻などを意識して鍛えれば、体全体の筋肉量が大幅に増え、基礎代謝もアップします!筋トレが苦手という方も、習慣にしましょう!
➁歩く時はきびきび歩きましょう!
運動不足により体が冷え、カロリーを燃焼できず栄養過多になってしまうと生活習慣病になります。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を、毎日の習慣にしましょう。気軽に始めるにはウォーキングです。通勤時に一つ前の駅で降りて、呼吸を意識しながらきびきび歩けば、立派な運動になります。一日15分以上を目標に始めましょう!
➂発熱食材を摂りましょう!
食べ物は体を冷やす「陰性」と温める「陽性」に分けられます。陽性の食品を積極的に取り入れましょう。陰性食品は暑い土地の原産で、夏が旬です。色が薄く、水分を多く含む傾向にあります。逆に陽性食品は寒い土地の原産で、冬が旬です。濃い色で水分が少なく塩気が強い性質があります。迷った時は、原産地で判断してみてくださいね。
陽性食品:ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、 鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆、みそ、しょうゆ、シナモンなど
➃シャワーじゃなく、湯船に浸かりましょう!
体温を上げる最も簡単な方法は湯船につかることです!汗がじわっと出れば、体温は約1度上昇します。湯船につかれば下半身に水圧がかかり、静脈血やリンパ液が押し上げられ、むくみが改善され、心臓に戻ってくる血液の量が増え、全身の血行がよくなります。内臓の働きも活発になり、代謝もアップします!ぬるめのお湯での半身浴は、さらに冷えてしまうこともあります。じんわり汗をかくぐらいの熱さの温度で、気持ちいいと感じられる程度の長さでつかる事をおすすめします。
➄腹巻をしましょう!
お腹には大切な臓器がたくさん集まっています。そのお腹を守ってくれるのが、腹巻きです!お腹を温めると臓器の働きもよくなり、全身に温かい血液を送ることができます。体感温度が1度上がるというデータもあります。日中も寝る時も、季節を問わず身につける習慣をつけましょう!
これらの習慣を身につけ、体温を上げていきましょう!
冷えからくる様々な症状
2020.10.20
手足が冷たいだけは初期症状?
手足の先が冷たくなるのはまだ冷えの初期です。
腰やお腹に冷えを感じるようなら、かなり進行した状態といえます。冷えは長く放っておくと、疲れ、肩こり、胃腸の不調、不眠など様々な症状となって現れるため、初期段階で気づき、ケアしていくことが大切です。
しかし実際には、自覚症状のない「隠れ冷え」の人も少なくありません。体が硬い・痛い・動きにくい(動きたくない)といった症状がある場合や、温かい飲食物を欲したり温かい物に触れると心地よく感じたりする場は、隠れ冷えが疑われます。自分の体冷えているか確かめる方法があります。それは、朝起きたらすぐに布団の中で脇の下に手を入れた後、お腹を触ってみましょう。お腹の方が脇の下よりも冷たければ身体が冷えている証拠です。
冷え症が原因で起こる様々な症状
パソコン作業などで同じ姿勢を長く続けていると、筋肉が緊張して血管を圧迫することにより、血液の流れが悪くなります。すると、筋肉内の老廃物が排出できずにたまったままとなってしまい、こりを引き起こします。慢性的なこりや痛みは、血行不良によるものが多いのです。冷えも血行不良を引き起こす要因の1つですから、体を温めることはコリや痛みの予防・改善に繋がります。自分に合った方法で患部を温めてみてはいかがでしょうか。
胃がもたれたり痛んだりすることがある、下痢や便秘になりやすいという人は、冷えにより胃腸の機能が落ちている可能性が高いです。冷たい飲食物を控え、内側から冷やさないようにするのはもちろん、腹巻きや湯たんぽなどで、外側からお腹を温める事が大切になります。
血液の働きは皮膚や細胞に栄養を届け、不要になった老廃物を回収する役割があります。体が冷えて血流が悪くなると、古い表皮が垢となってはがれ落ち、28日周期で新しい細胞に順次入れ替わる皮膚の代謝にも影響を及ぼします。すると、古い角質が残ったり、毛穴に皮脂が詰まったりすることで、肌荒れやシミ、シワ、乾燥、くすみ、吹き出物などの肌トラブルが現れるようになります。
むくみは、冷えや筋肉量の不足などから血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物や水分が滞ってしまうことで起こります。東洋医学におけるむくみは、「気・血・水」のバランスが崩れ、「水」の流れが滞った状態とされています。また、冷えは太る原因にもなります。体が冷えていると、脂肪を分解する酵素の働きが低下してしまいます。つまり、冷えた体は脂肪を燃焼しにくく、太りやすくなるのです。
冷え症対策
2020.10.13
これから寒い時期に突入しますが、そうなると毎年多くの女性を悩ますのが冷え症です。
さまざまな対策グッズや対処法がありますが、「よくわからない」「なかなか決め手がない」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は冷え症の「タイプ別対策法」をご紹介します。
冷え症のタイプ
冷え症のタイプは主に4つに分かれます。
腰から下が冷える「下半身型」、手足足先が冷える「四肢末端型」、お腹が冷える「内臓型」、全身が冷える「全身型」です。ここからそれぞれ紹介していきます。
下半身型は主に、腰から下の下半身が冷え、お尻やふくらはぎの筋肉のコリによる血行不良が原因です。いわゆる「冷えのぼせ」もこれに当てはまります。加齢とともに起こりやすいとも言われています。
四肢末端型の方は食事量が少なく、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、手先足先の血管が収縮して起こります。10~20代の女性に特に多いです。
内蔵型は主に交感神経の働きが弱いことが原因で起こります。手足は温かいのですが、下腹部や二の腕に冷えを感じたりします。お腹を下したりする症状も伴います。
全身型はストレスや生活習慣の悪化によって、基礎代謝の低下が原因となって起こります下半身型。ただし、甲状腺の病気などが潜んでいる可能性もあるので、医療機関で検査をしてもらった方がよいでしょう。
冷え症のタイプをチェックしましょう!
上記で説明した冷え症のタイプは、以下の質問に答えることで自分でもチェックできます。ABCから1つを選び、一番多いものがあなたのタイプです。ただし、問1は重要な質問となりますので、ポイントを2倍カウントしてください。
問1:手足の冷えの状態は?
(A)手も足も冷たい
(B)足は冷たいが 手は温かい
(C)足も手も温かい
問2:汗のかき方は?
(A)あまりかかない
(B)上半身にかきやすい
(C)全身にかきやすく 冷えやすい
問3:食事の量は?
(A)少なめ
(B)普通
(C)多め
問4:冷えやすい場所は?
(A)手と足の先
(B)足先やふくらはぎ
(C)下腹部や二の腕
問5:冷えた時の症状は?
(A)頭痛や不眠
(B)顔のほてり
(C)お腹の張りや腹痛
(A)が多い・・・四股末端型
(B)が多い・・・下半身型
(C)が多い・・・内臓型
(A)が多く 体温が常に低い・・・全身型
☆ポイントが同数の場合は、混合型の可能性があります。
臀中というお尻のツボを押すことで血行の改善と冷えの改善を狙っていきます。ソフトボールやゴルフボールを使い、ベッドとお尻の間にボールを挟み、体を斜め45度に傾けて押していきます。1回30秒×2回ぐらいを目安に押していきます。痛過ぎないように適度にやっていきます。やり過ぎにはご注意ください。
八風(はちふう)という足先のツボをストレッチしていきます。これにより足先の血流改善を狙っていきます。イスに座り、足の甲を持って、手の指を曲げる感じで3秒~5秒ストレッチしていきます。これを1セット×2回程やっていきます。これもやり過ぎまいようにしましょう。
中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばら)みという、おへそを頂点とした正三角形の角にあるお腹のツボを携帯カイロなどで温め、内臓に関係する自律神経バランスの改善を狙っていきます。このツボは、古くから「妊活のツボ」として、お灸が行われてきました。ツボの真下には、直腸などの血流を調節する神経があり、効果が期待できます。この時、カイロを直に貼ると火傷のあそれもある為、できれば服の上から貼るようにしましょう。
以上が冷え症対策です。
ご自分でも手軽に何処ででもできるものなので、冷え症でお困りの方はぜひやってみてください。
冷え症になりやすい人の特徴
2020.10.06
10月に入り気温もグッと下がってきました。
そうなってくると増えるのが『冷え症』です。
冷え症になりやすい人の特徴
秋冬に気温が下がり手先や足先などの末端が冷たくなるのは、当たり前の事です。
ところが外気温によって冷やされ手と足の末端が温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があるときに、「冷え症」と呼びます。
夏なのに身体が冷えている、あるいは身体が冷たいと感じている症状なども冷え症のひとつです。
体の末端から中心へと冷えるため、少し体を動かしたくらいでは、なかなか温まってくれません。
冬場にある程度手先や足先が冷たくなるのは、当然のことです。ところが外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があるときに、冷え症と呼びます。
冷え症は、本来あるべき体温調節機能がうまく機能していない状態であり、主な原因として、次のようなことが考えられています。
自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などにより、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。
また、夏でも冷え症になる原因には、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなり自律神経の機能が乱れ冷え症になってしまいます。
血液循環の乱れ
貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は、血液が流れにくくなり滞りがちになって冷え症になりやすいです。
皮膚感覚の乱れ
サイズが合っていなくきつい下着や靴下、靴などでからだを締めつけたりすると血行が滞り、「寒い」と感じる皮膚感覚が麻痺することがあり、体温調節の指令が伝わりにくくなってしまい冷え症になりやすいです。
筋肉量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ない事が女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性だけではなく運動不足の人も筋肉量が少ないため冷え症になりやすいです。
女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり、更年期になったりすると、女性の心身をコントロールする女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化などを促進することで冷え症になりやすいです。